日本のEC市場規模、世界のEC市場規模、シェア、EC化率 2018年、2019年

コラム
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この度、日本のEC市場規模、世界のEC市場規模について調べてみました。

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ECサイト、EC市場とは何の略か

ECサイト(イーシーサイト)は、自社の商品(広義では他社の商品)やサービスを、インターネット上に置いた独自運営のウェブサイトで販売するサイトのことです。

ECとは、electronic commerce(エレクトロニックコマース=電子商取引)の略のことです。

EC市場とは、ECサイトを使って売り買いされる市場のことです。

 

日本のEC市場規模

日本のBtoCのEC市場規模とEC化率の経年推移は以下の通りです。

ここで、BtoCとは、Business to Consumerで会社から消費者への販売取引です。

image

(経済産業省 平成 26 年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/h26report.pdf P46)

 

2010年 7兆7,880億円 EC化率 2.84%

2011年 8兆4,590億円 EC化率 3.17%

2012年 9兆5,130億円 EC化率 3.40%

2013年 11兆1,660億円 EC化率 3.85%

2014年 12兆7,970億円 EC化率 4.37%

となるそうです。

 

更に以下のデータもあります。

BtoC-EC市場を細かく見ていくと、楽天市場のEC流通総額は2013年で約1.8兆円、アマゾンジャパンは1.4兆円程度(推定)とみられる。
そのほかヤフー!ショッピングの3227億円(2014年3月期)やDeNAショッピング、ZOZOTOWN、Oisixなども含めると、大手EC事業者による市場規模は、現在約4兆円規模と推計される。
(http://toyokeizai.net/articles/-/48945)

これらを総合すると、かなり乱暴ですが、例えば以下のことが言えるのでしょうか。

2013年のBtoC市場規模が290兆円で、その3.85%にあたる11兆1,660億円がEC化されている。

更に、その11兆円の内、1.8兆円(16%)が楽天、1.4兆円(13%)がアマゾンによって取引されている。

 

乱暴な表現ながら、なんとくなく理解できました。

 

一方で、楽天の発表では以下の通りです。

image
(http://www.rakuten.co.jp/ec/detail/)

楽天の発表によると、インターネット通販全体に対する楽天のシェアは26.8%だそうな。

数字がいろいろと異なりますが、ベースとなる何かが違うんでしょう。このあたりの突っ込みはなしで。。。

 

それにしても日本のEC化率ってかなり低いんですね。

まだまだネット通販は伸びるってことが言えるのでしょうか。

以下のソースによると、アメリカでは2013年でEC化率は5.5%を超えています。

image(http://ycharts.com/indicators/ecommerce_sales_as_percent_retail_sales)

世界のEC市場規模

世界のBtoCのEC市場規模の経年推移は以下の通りです。

image
(経済産業省 平成 26 年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/h26report.pdf P71)

 

2013年 1.077兆USドル  世界129兆2,400億円 ※日本11兆1,660億円(世界規模に対して8.6%)

2014年 1.316兆USドル  世界157兆9,200億円 ※日本12兆7,970億円(世界規模に対して8.1%)

2015年 1.592兆USドル  世界191兆400億円

2016年 1.888兆USドル  世界226兆5,600億円

2017年 2.197兆USドル  世界263兆6,400億円

2018年 2.489兆USドル  世界298兆6,800億円

すべて、1ドル=120円としてみました。

 

世界市場規模に対して日本市場規模はおよそ8%強。

異なるソース同士の比較で無理があるものの世界規模と日本規模がなんとなく理解できました。

 

以下は国別のBtoC EC市場規模です。

image
(経済産業省 平成 26 年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/h26report.pdf P72)

 

2014年の順位として

1位 中国 4,262.6億ドル

2位 米国 3,056.5億ドル

3位 英国 820億ドル

4位 日本 708.3億ドル

5位 ドイツ 633.8億ドル

6位 フランス 383.6億ドル

7位 韓国 331.1億ドル

8位 カナダ 246.3億ドル

9位 ロシア 174.7億ドル

10位 ブラジル 162.8億ドル

となっています。

 

恐るべき中国、日本の6倍もの市場規模があるんですね。

以下の図はその根拠になりうるものかもしれません。

image
(http://www.businessinsider.com/chart-of-the-day-people-spend-over-9000-on-alibaba-every-second-2014-9)

 

ちょっと分かりにくいですが、Alibaba, Amazon, eBay, JD.com, Rakutenにおいて、購入者が1秒あたりに支払うお金です

Alibaba(Taobao)の規模は、AmazonとeBayを足した数より多いです。楽天のたぶん20倍ぐらい。

日本人はほとんど知りませんが、恐るべきAlibabaです。

ちなみに、JD.comも中国企業です。Alibabaよりもはるかに小さいですが、楽天よりも大きいんですね。

越境ECとは

越境ECとは、国をまたがるECのことです。

具体的には、アメリカのアマゾンから日本に仕入れて買うようなことです。

例えば、以下のような例です。

Amazon Global (アマゾングローバル) USA 使い方、日本への送料、アカウント、standard shipping
アマゾンで物を買う際に、アメリカのサイトから同じものを買うとずっと安く買えることがありますね。 Amazon Global (アマゾングローバル) という配送オプションを使うと、Amazon.com (アメリカのアマゾン) から物を買うこ...

 

まとめ

寄せ集めの図、資料だったのですが、日本のEC市場規模、世界のEC市場規模がなんとなく理解できたのではないでしょうか。

 

最後まで読んでいただきありがとうござました。

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コメント

  1. cailizhang より:

    今日ある中国のPodcastで聞いた情報、今中国のEコマーシャルは全体小売り売上の12%を占めている,国内は既にレッドオーシャンになっているので,この数年からeコマーシャルの海外進出を目指すスタートアップが続出している.ちなみに,ロシアとブラジルのeコマーシャルのトップの座にアリババの海外版aliexpressが座っている(驚いた)。

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