SQL Server 2008, SQL Server 2008 R2, SSMSEのインストール

Windows
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私が使っているあるシステムでは、SQL Server 2005とSQL Server 2008の両方がインストールされており、どちらが起動しているかよくわからない状態でした。

 

そんな中で、ある所でSQL Server 2008でバックアップしたファイルを、私が使っているシステムでリストアしようとするとすると以下のエラーが出てしまいました。

 

 

Transact-SQLステートメントまたはバッチの実行中に例外が発生しました。
(Microsoft.SqlServer.ConnectionInfo)

追加情報

デバイスxxxのメディア ファミリが正しい形式ではありません。
SQL Serverはこのメディア ファミリを処理できません。
RESTORE HEADERONLYが異常終了しています。(Microsoft SQL Server、エラー: 3241)

 

 

 


 

うーん。

 

どうもこの件を調べる限り、以下の状態のようです。

バックアップしたファイルは、SQL Server 2008でバックアップされている。

一方、私のシステムでは、SQL Server 2005が動作しており、そのファイルをリストアしようとしている。

 

 

実際に、私がリストアしようとしているシステムでSQL Serverのバージョンは、以下のように表示されます。

>Select @@version
>go

 

Microsoft SQL Server 2005 - 9.00.5000.00 (Intel X86)
Dec 10 2010 10:56:29
Copyright (c) 1988-2005 Microsoft Corporation
Express Edition on Windows NT 6.1 (Build 7601: Service Pack 1)

 

 

これだと、SQL Serverの上位バージョンでバックアップしたファイルを下位バージョンでリストアしようとしているため、バージョンの不一致のためリストア出来ません。

そこで、SQL Server 2008、SQL Server 2008 R2をアンインストールしてみます。

 

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SQL Server 2008のアンインストール

SQL Server 2008をアンインストールします。

とりあえず、コントロールパネルの「プログラムと機能」からSQL Server 2008という名前がつくコンポーネントを次々に削除してみます。

 

「Microsoft SQL Server 2008 R2 Setup(日本語)」だけは次のエラーが出て削除できません。

 

警告 26003。次の製品がインストールされているため、Microsoft SQL Server 2008 R2セットアップサポートファイルをアンインストールできません。

SQL Server 2008 R2 SP2 Common Files

 

 

これは、いったん諦めることにします。

 

 

SQL Server 2008 ExpressとSQL Server 2008 R2 Expressのインストール

それでは、「SQL Server 2008」と「SQL Server 2008 R2」をインストールします。

 

「Microsoft® SQL Server® 2008 Express」は以下からダウンロードします。

https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=1695

 

 

「Microsoft® SQL Server® 2008 R2 SP2 - Express Edition」は以下からダウンロードします。

Download Microsoft® SQL Server® 2008 R2 SP2 - Express Edition from Official Microsoft Download Center
Microsoft SQL Server 2008 R2 Express Service Pack 2 は、SQL Server 2008 R2 を開発および配置するための豊富な機能を備えた無償のデータベースです。

 

分かりにくいですが、両方ともインストーラーの名前は、SQLEXPR_x64_JPN.exe です。

 

 

 

まず、最初に、「Microsoft® SQL Server® 2008 Express」をインストールしようとすると以下のエラーが出ました。

 

 

アプリケーションのコンポーネントで、ハンドルされていない例外が発生しました。[継続]をクリックするとアプリケーションはこのエラーを無視し、続行しようとします。「終了」をクリックすると、アプリケーションは直ちに終了します。

 

userSettings/Microsoft.SqlServer.Configuration.LandingPage.Properties.Settings のための構成セクション ハンドラを作成中にエラーが発生しました。
: ファイルまたはアセンブリ 'System, Version=4.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=******************'、またはその依存関係の 1 つが読み込めませんでした。指定されたファイルが見つかりません。
(C:\Users\xxx\AppData\Local\Microsoft_Corporation\LandingPage.exe_StrongName_ryspccglaxmtxxxxxxx\10.0.0.0\user.config line 5)

 

 

どうやら、SQL Server 2008のアンインストールが不十分でゴミが残っているようです。

 

該当のユーザーデータを削除してから、再度、インストールを試みます。

 

今度はインストール出来そうです。

 

 

インストール中にデータベースエンジンのアカウント名が聞かれるところがあります。

この場所では「NETWORK_SERVICE」を入力しておきます。

 

 

無事に、SQL Server 2008がセットアップされました。

 

 

次に、「SQL Server 2008 SP2 EXPRESS」をインストールします。

こちらは、特に問題なくインストール出来ました。

 

 

SQL Server 2008 Management Studio Express(SSMSE)のインストール

SQL Server 2008単体はデータベースエンジンだけなので、GUI操作には、「SQL Server 2008 Management Studio Express」をインストールする必要があります。

 

「Microsoft® SQL Server® 2008 Management Studio Express」は以下からダウンロードしてインストールします。

https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=7593

 

インストーラーは64ビットの場合は「SQLManagementStudio_x64_JPN.exe」です。

 

 

無事にインストール出来たら、「SQL Server Management Studio」を起動してみます。

これで、Windows認証で、正しくログイン出来れば正常にインストールされていることが分かります。

 

SQL Server認証

次に、SQL Server認証で、SQL Serverの管理者である sa でログインを試みます。

すると以下のエラーが出ました。

ユーザー 'sa' はログインできませんでした。(Microsoft SQL Server、エラー: 18456)

エラー番号: 18456
重大度: 14
状態: 1
行番号: 65536

 

 

 

 

どうやらこの問題は、「サーバーのプロパティ」で「サーバー認証」として

「SQL Server認証モードとWindows認証モード」

にチェックを入れておかないといけないことが分かりました。

 

 

 

ふー。

いろいろとトラブルがあったけれど、無事にSQL Server 2008でバックアップしたデータをリストアすることが出来ました。

 

 

 

SQL Server関連の書籍として以下があります。


SQL Server 2016の教科書 開発編

 

 

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