シャローコピー(浅いコピー、Shallow Copy)とディープコピー(深いコピー、Deep Copy)の違い

プログラミング

2018.11.172014.10.09

C言語上がりのプログラマならJavaでシャローコピー(浅いコピー、Shallow Copy)、ディープコピー(深いコピー、Deep Copy)と言われて、説明を受ければ納得できると思います。

一方、初めてJavaでプログラムを覚える人にとっては、シャローコピーとディープコピーはなかなか分かりにく概念です。

シャローコピー(浅いコピー、Shallow Copy)

シャローコピーとは、文字通り浅いコピーです。

参照はコピーされますが、実体はコピーされません。

実体が変更されるとコピー元から見てもコピー先から見ても内容が変更されています。

JavaのObject#clone()はシャローコピーです。

ディープコピーは深いコピーです。

ディープコピーでは実体もコピーされます。

Javaでは、ディープコピーはclone()メソッドをオーバーライドして自分で実装しないといけません。

ポインタを持たない言語であるJavaに比べるとポインタを持つ言語であるC++ではシャローコピーとディープコピーの概念は比較的に容易です。

std::vector<Hoge> h;
std::vector<Hoge> cp = h; // Deep Copy

std::vector<Hoge*> h;
std::vector<Hoge*> cp = h; // Shallow Copy

std::vector<Hoge> h;

std::vector<Hoge> cp = h; // Deep Copy

std::vector<Hoge*> h;

std::vector<Hoge*> cp = h; // Shallow Copy

基本、ポインター変数をコピーするとシャローコピー、ポインターなし変数をコピーするとディープコピーと覚えましょう。

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