レジットスクリプト(LegitScript)は何者?インターネット医薬品の圧力団体?

コラム
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最近、医療サイト系のネットニュースでよく目にするのが、レジットスクリプト(LegitScript)なる団体です。

どうやら、この組織に睨まれるとドメイン閉鎖にも追い込まれるほどの力があるそうです。

この組織って何者?

という訳で、気になるので、レジットスクリプト(LegitScript)について調べてみました。

 

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レジットスクリプトとは

Wikipediaによると、レジットスクリプトは、こんな組織です。

 

レジットスクリプト (LegitScript)は、NABP(アメリカ全国薬事評議会連合会)のVIPPSプログラムの基準を遵守していると認められている、オンライン薬局を対象とした検証および監視機関である。
NABPは、レジットスクリプトにアメリカ合衆国、カナダ、その他の地域における薬局・薬店の検索エンジンによる広告プログラム、ドメイン名レジストラ、ドメイン名レジストリ、電子決済会社、ソーシャルメディア会社、その他インターネット企業の認可、規制を政府機関に代わって行い、インターネットのプラットフォームが該当する医療の法律や規制に準拠して動作し、認可されていない医薬品の違法販売に利用されていないことを確認する。
また、いくつかのEUの政府機関はレジットスクリプトを不正なインターネット薬局を報告すべき適切な機関と見なしている。 レジットスクリプトは、インターネット薬局のウェブサイトの監視・調査業務を米国食品医薬品局(FDA)と共に行ってきた。

 

 

 

レジットスクリプトは、2002年から2007年までアメリカのホワイトハウスの医療行政担当の補佐官であり、NASCARの評議員を勤めたジョン・ホートン(John Horton)によって、2007年5月に設立された営利企業?のようです。

 

公式サイトは以下の通りです。

Just a moment...

 

 

この会社、オンライン薬局、インターネット薬局の監視を行うことが主な業務のようですが、それにしても、一つの営利企業が、ドメインを閉鎖に追い込むことが出来るほどの力があるとはどういうこと?なんでしょうね。。

 

日本政府なり、日本の公的な機関が公式にレジットスクリプトの活動、評価結果を認めているということはないようです。

 

レジットスクリプトの調査結果を調べてみる

 

レジットスクリプトの公式サイトでは、オンライン薬局のWEBサイトを入力すると、その合法性、正当性(Legitimacy)を結果として教えてくれるようです。

 

幾つかのサイトを調べてみましょう。

 

ベストケンコー

ベストケンコー (https://www.bestkenko.com/) は、多分、日本最大の輸入医薬品サイトです。

 

よく間違えますが、ベストケンコーは、楽天の子会社であるケンコーコム(http://www.kenko.com/)とは、全く別の会社です。

 

 

ベストケンコーについては、レジットスクリプトが以下のブログで名指しで批判しています。

Just a moment...

ベストケンコー 第五章 — 見慣れた道

このブログシリーズでは、ベストケンコーが日本を狙った最大規模の違法オンライン薬局である、ということについて語ってきました。ベストケンコーは、未承認医薬品の広告・販売を行っており、処方箋を求めず処方医薬品を販売しています。そして、不透明な供給先から提供された医薬品を配送しています。さらに、日本での処方箋薬の個人輸入について誤った説明をすることで、日本の消費者にウェブサイトは「合法」であるという認識を植え付けています。 ベストケンコーのネットワークが日本の消費者の健康を犯していることは疑いようがありません。しかし、ベストケンコーの運営は、決して単独で行われているのではありません。ベストケンコーの直接の運営者だけで運営することは不可能なのです。不正ビジネスが成り立つのは、いくつもの企業からの協力を得ているからです。これらの企業とは、未承認医薬品の供給元、決済を提供する決済代行会社や、銀行、そして、法的責任を取ろうとしないドメイン名レジストラなどです。 ベストケンコーは、アメリカ市場を狙った「偽カナダ薬局」の組織に類似しています。Solaris/Candrugなどの組織は「カナダの薬局」と称し、実際はインドなどから薬を仕入れているのにも関わらず、販売する医薬品はカナダの安全基準を満たしているものとして、アメリカの消費者を欺いています。同じように、ベストケンコーは販売している薬がアメリカや日本で未承認なのにも関わらず、アメリカや日本の安全基準を満たしているとしています。更に、ベストケンコーと深く関わっているSAVA GlobalとAlps Pharmacy は、Solaris/Candrugをはじめとする「カナダ薬局」と自称するオンライン薬局の薬の供給元であることが判明しています。

いかにも危なさそう。。。

 

さて、調査結果は。。。

 

ROUGE だそうです。

 

ROUGEは、いわゆる「ならず者」という意味です。

 

しかし、きついなぁ。

 

ROGUE

LegitScript has reviewed this Internet pharmacy and determined that it does not meet LegitScript Internet pharmacy verification standards.

Additionally, LegitScript has determined that this pharmacy website meets our definition of a Rogue Internet Pharmacy.

 

 

オオサカ堂 (Osakado)

オオサカ堂(https://osakado.cc/)も医薬品の輸入サイトです。

 

オオサカ堂は、2013年にドメイン名を以下のように変更していました。

変更前: https://osakado.com

変更後: https://osakado.org

 

更に、2017年1月に再度、ドメインを変更しておりレジットスクリプト対策ではないでしょうか。

突然なお知らせとなりますが、
この度、【オオサカ堂】のURLが変更となりました。

<URL>
変更前:https://osakado.org

変更後:https://osakado.cc

 

 

ただ、新しいオオサカ堂のドメインを調査してみると。。。

 

ROUGE ならず者 だそうです。

 

くすりエクスプレス

くすりエクスプレス(https://www.kusuriexpress.com/)は、海外医薬品・ジェネリック薬の個人輸入代行会社です。

 

くすりエクスプレスを調査してみると。。。

 

ROUGE ならず者 だそうです。

 

まとめ

レジットスクリプトにどの程度の力があるかどうかは不明です。

レジストラに圧力をかけてドメインを廃止する力があるとも言われていますが、本当かどうか。。。?

 

ただ、Google、アマゾン、Facebook、マイクロソフト(bing)をパートナーにしているのは間違いないようです。

 

 

オンライン薬局、インターネットの薬の輸入代行についてはある程度の規制は必要でしょうね。

というわけで、医薬品をオンラインで買う際は、レジットスクリプトで安全と判定されたところから買うようにしましょう。

 

 

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