エックスサーバーでWordPressのサイトを常時SSL(https)に設定する手順

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このたび、WordPressで運用している当サイトを常時SSL化したので、その手順をまとめました。

 

これまで、当サイトは、さくらのVPSで運営していました。

さくらのVPSについては以下にまとめてあります。

さくらインターネットのVPS SSDはHDDと比較してずっと速い!SSDサーバーのメリットとデメリットは?
ストレージにSSDを採用したVPS(Virtual Private Server、仮想サーバー)は、まだまだ限られていると思います。 そんな中で、SSDプランが月々685円から使える!「さくらインターネットのVPS」を使ってみ...

 

VPSで運用している場合は、Let's Encryptという無料のSSLをインストールすれば、常時SSL化は出来ると思います。

詳しい手順は以下にまとめました。

Let's Encrypt ワイルドカードもOK、無料のhttps(SSL)証明書のインストールとエラー解決
↓SSLの証明書を買うにはSSLボックス 格安SSL証明書サービス、SSLボックス このたび、 無料のhttps(SSL)証明書であるLet's Encryptをインストール&セットアップしてみました。 Googleも推奨のhtt...

 

ただ、今回、諸事情があって、さくらのVPSからエックスサーバーにWordPressの引越しを行いました。

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さくらのVPSからエックスサーバーへ引越し

まず、エックスサーバーの申し込みを行います。

エックスサーバー(XSERVER) の料金、ログイン、ワードプレス、メール、ドメイン、キャンペーン
↓エックスサーバーの申し込みはコチラから 安価で高速・多機能なレンタルサーバーであるエックスサーバー(XSERVER)がドメインプレンゼントキャンペーンをやっているので申し込んでみました。 ↓エックスサーバーの公式サイトは...

 

エックスサーバーはミニマムのX10というプランでもMySQLでデータベースを50個作れるので、WordPressのサイトを50個追加することが可能です。

 

さくらのVPSから、エックスサーバーヘの移行手順はほぼ以下の通りです。

(この時は、さくらのVPSからお名前.comのVPSへ引越したなぁ。)

WordPressの引越し さくらVPSからお名前.comのVPSへ
この度、ある事情から、さくらのVPSで管理していたあるWordPressのドメインをお名前.comのVPSへ引越ししました。 作業手順は次の通りです。 さくらのVPSとお名前.comのVPS 移行する概念図は次の通りです。 ...

 

エックスサーバーへWordPressを移行する場合、エックスサーバーであらかじめ、移行するドメイン名でWordPressをインストールしておきます。

その後、エックスサーバーで作成されたWordPressのデータベースに対して、バックアップDBを上書きリストアするようにします。

 

その際、エックスサーバーにsshでログインする必要があります。

 

sshのクライアントは、私の場合、Poderosaを使っています。

 

 

WordPressのPHPのファイル群については、WordPressインストール直後に存在する

/home/(ユーザー名)/(ドメイン名)/public_html

/home/(ユーザー名)/(ドメイン名)/public_html-orig

にリネームしてから、バックアップを

/home/(ユーザー名)/(ドメイン名)/public_html

に展開します。

 

後はドメインの管理コンソールからDNSのAレコードのIPアドレスを変更するだけです。

 

 

エックスサーバーでSSL(https)化の設定

エックスサーバーには無料のSSL証明書がついてきます。

詳しい設定方法は以下にまとめました。

エックスサーバー(XSERVER)は独自SSL(httpsの証明書)が無料、エラーの解決方法
レンタルサーバー大手の エックスサーバ で、独自SSLが無料になりました。 Googleウェブマスター向けの公式ブログで 「HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります」 (2015年12月18日)と...

 

Let's Encryptという無料のSSL証明書は3ヶ月おきに更新が必要なのですが、エックスサーバーの場合、自動で更新してくれます。

 

SSL証明書が無料なうえに、更新も無料なので使わない手はありません。

特に、複数ドメイン持っている場合、めっちゃ楽でお得ですね。

 

SSL証明書って以下の記事の通り、普通に買うとドメインごとに年間10,000円ぐらいしますからね。

SSL(https)のワイルドカード証明書の購入方法とApacheの設定方法
このたび、SSLのワイルドカード証明書を取得して、Apacheに設定したので、作業手順をメモしました。 以下の記事の正式版?有料版です。 ・ ちなみに、無料の証明書、Let's Encryptを使った証明書の使用例は以下にまと...

 

 

エックスサーバーでSSLの設定を行って、1日ぐらい待ってからWordPressの管理画面で

WordPressアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)を http から https に変更します。

 

このアドレスを間違えると、ログイン出来なくなどちょっと面倒なことになるので慎重に行いましょう。

 

httpからhttpsへの変更の場合も、あらかじめhttpsでログイン出来ることを確認してから変更を行いましょう。

 

このあと、.htaccessでhttpからhttpsにリダイレクトしておきます。

具体的には、

/home/(ユーザー名)/(ドメイン名)/public_html/.htaccess

というファイルの先頭に以下の行を挿入します。

 

 

 

WordPressのインストール直後なら、.htaccessのファイルの中身は以下のようになると思います。

 

 

鍵付きにならない?httpsでログインを試みる

その後、https でブラウザからログインを試みます。

 

URLが鍵付きで表示されない場合は、表示されているページのどこかにhttpのコードが残っていることを意味しています。

 

詳しくは以下をご覧ください。

SSL化したのにhttpsが「このサイトへの接続は完全には保護されていません」の原因と対処方法
あるWEBサイトをSSL化しました。 ところが、いざhttpsで開いてみると、ブラウザのURLの横に ¡ マークが表示されています。 このサイトへの接続は完全には保護されていません このサイトを目にする画像は、悪意のあるユーザーによ...

 

具体的に問題点を探すには、F12キーを押します。

沢山の記事がある場合も、各記事に残っているhttpのコードを、すべて根気よくhttpsに変更しないと、全ページが鍵付きで表示されません。

 

ただ、ネットの記事によるとGoogleは、鍵付きかどうかではなくて、httpsという最初の5文字しか判断していないとの指摘もあり、それ程、がんばらなくてもよいかもしれません。

 

Facebookの「いいね」がゼロ(0)になった

httpから常時https化にしたら、それまで記事についていたFacebook、Google+、はてなブックマークのソーシャルアイコンのカウントがゼロ(0)になってしまいました。

 

調べてみると、どうやら、httpとhttpsでは異なるサイトと見なされるのでこのようになるようです。

 

SNS Count Cacheをインストールしてから、設定で「HTTPからHTTPSへのスキーム移行モード」を有効にしてみたのですが、うまくいきません。。。。。

 

 

 

ちなみに、Facebookの公式サイトには、「新しいURLに以前のURLを指すog:urlタグを追加します(推奨)」と書いてあるのですが、この通りなっているのですがうまくいきません。。。

 

よくある質問 - ソーシャルプラグイン - ドキュメンテーション - Meta for Developers

 

 

ちょっと困りましたね。。

この件、以下のように調査しました。

https(SSL化)したらFacebookの「いいね」が0になったので、引き継ぐ方法を調べた
WordPressのサイトの常時SSL化を行ったところ、Facebookの「いいね」が0(ゼロ)になってしまいました。 常時SSL化は以下の方法で行っています。 調べてみると、どうやら、Facebookの「シェア」「いい...

 

 

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