Windows 10でログオン時にユーザーを選択出来るようにする (起動時、ログイン画面で複数アカウントから切り替え、自動選択)

Windows
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Windows 10で、複数のローカルユーザーをパスワードなしで作ったとします。

再起動してみると、最後のユーザーで自動的にログオンされてしまうようです。

 

これはWindows 8移行のデフォルトの仕様のようですが、出来れば、勝手に自動的にログオンされるのではなくて、起動時にユーザー選択を行いたいです。

そこで、ログオン画面でユーザーを選択可能にする方法を調べてみました。

 

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タスクスケジューラーで「ログオン時のユーザー選択」

タスクスケジューラを利用し、ログオンのたびにユーザー選択画面を表示する指定をレジストリに書き込みます。

検索ボックスやコルタナ画面で「タスクスケジューラ」と入力して、タスクスケジューラを起動したら、「タスクの作成」をクリックします。

 

 

「全般」タブで、「ログオン時のユーザー選択」というスケジュールの名称を付けます。

下のオプション項目で
「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」を選び、

「パスワードを保存しない」
「最上位の特権で実行する」にチェックを入れます。

 

 

通常はこれだけでOKなのですが、

「Windows10 Anniversary Update」を適用すると、タスクスケジューラに対するセキュリティが強化されるようで、これだけだとユーザー選択が出来なくなりました。

 

Anniversary Updateについては以下をご覧ください。

Windows Anniversary Update (1607) 適用後、Excel出力プログラムでComExceptionが発生
2016年8月2日、マイクロソフトからWindows 10の2回目の大型アップデート「Windows 10 アニバーサリーアップデート(Anniversary Update)」が提供されました。 このアップデートを適用後、プログラ...

 

 

Windows10 Anniversary Updateを適用した場合でも「ログオン時のユーザー選択」

 

Windows10 Anniversary Updateを適用した場合は、

「タスクスケジューラ」画面上で

「ユーザーまたはグループの変更」を押して、

タスクの実行時に使うユーザーアカウントを変更する必要があります。

 

 

「選択するオブジェクト名を入力してください」の空白に「system」と入力して「名前の確認」ボタンを押します。

下線がついて「SYSTEM」になるので「OK」ボタンを押します。

 

すると、タスクの実行時に使うユーザーアカウントが

に変更されます。

 

 

次に「トリガー」タブで「新規」ボタンをクリックします。

タスクの開始を「ログオン時」に設定します。

また、その下の設定が「任意のユーザー」になっているか確認しておきます。

 

 

続いて「操作」タブでも「新規」ボタンを押します。

ここで操作を「プログラムの開始」に、

プログラムスクリプトでは「参照」ボタンを押して「reg.exe」を選択、

引数の追加で

 

 

と入力します。

 

 

以上の設定で、次回の起動時より、ユーザーを選択してログオン出来るようになりました。