リファラースパムの話です。
目次
bestwebsitesawards.com とは
本日、bestwebsitesawards.comというドメインから、当サイトへのアクセスがありました。
このサイトが何者か調べてみました。
Google Analyticsで「集客」⇒「すべてのトラフィック」⇒「参照元/メディア」のところで、「bestwebsitesawards.com」を開きます。
セカンダリディメンションとして「ISO国コード」を開きます。
以下の通り、参照先がRU、ロシアと分かります。
次にIPアドレスを調べます。
IPアドレスを調べるにはdigコマンドを使います。
以下の通り、IPアドレスは78.110.60.230と分かります。
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# dig bestwebsitesawards.com ; <<>> DiG 9.3.6-P1-RedHat-9.3.6-20.P1.el5_8.6 <<>> bestwebsitesawards.com ;; global options: printcmd ;; Got answer: ;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 19909 ;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 0 ;; QUESTION SECTION: ;bestwebsitesawards.com. IN A ;; ANSWER SECTION: bestwebsitesawards.com. 3600 IN A 78.110.60.230 ;; Query time: 121 msec ;; SERVER: 210.224.163.4#53(210.224.163.4) ;; WHEN: Wed Feb 4 12:53:55 2015 ;; MSG SIZE rcvd: 56 |
このドメインはロシアからのリファラースパムです。
Google Analyticsの表示からリファラースパム(bestwebsitesawards.com)を除外する
Google Analyticsで除外する方法は次の記事に書いています。
Google Analyticsの表示からリファラースパム(referer spam) priceg.com を除外する
除外する方法は、記事の通りですが、この種のスパムは次々に増えてくるので、1つのフィルタにまとめてみます。
私の場合、以下の通り、かなりリファラスパムとして除外するドメインが増えてきましたので、今回、Russian Spamという名前のフィルタを作りました。
以下のように、フィルタパターンとして、「hulfingtonpost.com | bestwebsitesawards.com」のように or で続けて書いてみました。
このフィルタパターンが正しく機能すれば、今後、リファラースパムが出現する都度に後ろに追加していけばいいはずです。
今日一日これで試してみます。
2015年2月5日 追記
除外フィルタのパターンとして、
hulfingtonpost.com | bestwebsitesawards.com
という設定が効かないようです。
諦めて、独立の除外フィルタを作りました。
フィルタの一覧はこんな感じになっています。リファラースパムのドメインが増える都度、フィルタが増えるのは嫌なんですけどね。
Googleウェブマスターツールでbestwebsitesawards.comをスパム報告
Googleウェブマスターツールでは、以下のURLからスパム報告を行うことが出来ます。
一応、ここから該当のドメインをスパムとして報告ししておきました。
皆様もスパム報告にご協力ください。
みんなで報告してGoogleの賢いエンジニアに対策してもらいましょう。
まとめ
この一連のロシアのリファラースパムは、ApacheやnginxなどのWebサーバーのログには訪問したログが残らないようです。
なぜなら、実際にはサイトには訪問していないからです。
何らかのトリックを使ってGoogle Analyticsに参照先としてのログを残すようです。
従って、.htaccessなどに記述するなどのサーバーサイドでの対策は機能しないです。
Google Analyticsのフィルタは機能しますので、今回ご紹介した方法で対策するのがよいと思います。
2015.02.26 追記
以下にまとめサイトを作りました。
リファラースパム(referer spam)まとめ
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