こんな壁紙を素人が補修することになったので手順をまとめた。
うーん、これは洗濯機を使う際にちゃんと水道栓が付いてなかったのではないだろうか?
多分、水道栓から漏れた水が壁紙に当たって長年かけてこのように劣化したんだと思う。
見た目が劣化しているほか、シミになっている部分の下が腐っていないか心配です。
壁紙、クロスを剥がす方法、コツ
まず、壁紙を剥がす位置を決めるため、マスキングテープを貼ります。
位置はそれほど正確でなくてよくておおよそで大丈夫です。
マスキングテープより下の部分の壁紙を剥がしていきます。
用意する道具は、オルファのカッター。
とてもよく切れます。
↓オルファ(OLFA) スピードハイパーAL型 227B
あとは、壁紙施工道具5点セット。
「カッター」は、壁紙をカットするのに使います。
「ステンカッターガイド」は、天井や巾木の境目をカッターでカットするときに使います。
「ローラー」は、壁紙の継ぎ目の押さえに使います。
「バケ」は、壁紙の空気抜き・貼るときに使います。
「竹ベラ」は、天井や巾木の境目のカド出しに使います。
特にローラーとステンカッターガイドは必須です。
↓壁紙 施工道具 5点セット Z3K DIY 工具
マスキングテープの下の位置にステンカッターガイドを壁に押し付けて、オルファ―のカッターで切れ目を入れます。
切れ目を入れたら、切れ目にカッターを入れて、壁紙の下の裏紙をなるべく剥がさないように剥がしていきます。
裏紙が劣化していない部分は綺麗に剥がれました。
どんどん剥がしていきます。
剝がれにくい場合は、濡らしたり、ドライヤーやヒートガンで熱を与えると剥がれやすくなるようです。
洗濯機を置いていた洗濯パン、洗濯機用防水パンと壁との間にはシリコンコーキングが打たれていたのでカッターで切れ目を入れて取っていきます。
洗濯パンも取り外します。
洗濯パンと隠れていたソフト巾木も剝がしてみました。
やはりかなり腐食していました。
壁紙の下にあった裏紙もダメになっていて、裏紙の下にあったベニヤ板の表面も少し劣化しています。
洗面台横の補修、ペンキを塗る
洗面台横の面を補修していきます。
ペンキを塗るために、マスキングテープでペンキを塗らない部分を保護します。
ペンキを塗る際はいったん下地処理としてシーラーを塗布して乾いてから、ペンキを塗っていきます。
今回はアサヒペンの下塗り剤を使いました。
↓アサヒペン カベ塗料用下塗り剤 スプレー 480ML
ペンキは水性の浴室カベ用を買いました。
↓ロックペイント 水性ツヤ消し塗料 室内・浴室カベ用 0.7L H31-0548-03 アイボリー
このぐらいの壁だと、刷毛だけでもいいのですが、ローラーがあると便利です。
↓アサヒペン AP万能用ローラーバケセット 180MM ARS-180
3回ぐらい上塗りするとムラが無くなります。
壁紙の下地処理、パテのおすすめ
壁紙を貼る際は、下地を平らにする必要があります。
そのためには、壁紙を剥がした所を紙ヤスリで削って滑らかにしておきます。
その後、その上からパテを塗っていきます。
本格的な粉パテに水を混ぜてパテを作るのは大変なので出来合いの物を使います。
これで十分です。
↓アサヒペン ワンタッチ速乾スーパーパテ 200ML W001 ホワイト
コテも必須です。
↓赤長 左官ごて 3点セット 中塗り180mm、柳刃105mm、目地コテ9mm
壁紙を剥がします。
紙ヤスリで滑らかにします。
パテを塗ります。
再度、紙やすりで滑らかにします。
再度、パテを塗ります。
2度パテを塗った壁の状態がこちらです。
下地処理としてはこのぐらい出来ればよいと思います。
壁紙、クロスの貼り方
同じ壁紙は見つからないので、似ている壁紙を買いました。
通常の壁紙は、幅が90cm。
長さは通常は15mとか30mとかで売っていますが、ホームセンターでは長さ2mのが売っていました。
生のり付きを買った方が手順が遥かに楽です。
↓壁紙屋本舗 壁紙 生のり付き 15mパック SSP-2815 白 ホワイト 織物調
上側、右側、下側は、壁紙が少し余るぐらいに貼っていきます。
上側は既に貼っているクロスと2cmぐらい被るように貼ります。
ちょうどマスキングテープの上に被ります。
右側はカッターで切っていきます。
その後、上側はクロスが重なっている部分の真ん中あたりを、ステンカッターガイドを壁に押し付けて、オルファ―のカッターで重なった2枚の壁紙を両方とも切っていきます。
そのまま、下側の元々の壁紙、マスキングテープ、上側の新しい壁紙を取っていきます。
こうすると、壁紙と壁紙の隙間なく綺麗に貼ることが出来ます。
仮に貼ったら、ローラーで壁紙の継ぎ目を押さえます。
また、バケを使って中から外へ、壁紙の空気を抜きます。
壁紙を貼ったら次はソフト巾木を貼っていきます。
ソフト巾木は 6cm x 90 cm で売っています。
巾木にはカーブのあるRアリと、カーブの無いRナシがあります。
Rアリは、壁と床が接する部分にたまりやすいホコリなどの掃除がしやすくなります。
床材を施工した後に、巾木を貼る場合はこちらがおすすめです。
Rナシは、巾木を貼った後に床材のじゅうたんやカーペットを施工する場合におすすめです。
ソフト巾木には、のり付きの簡単巾木というのも売っていますが、かなり割高です。
今回はRアリ、のり無しを買いました。
↓サンゲツ カラー巾木 (ソフト巾木) 長さ915mm 高さ60mm Rアリ (R有り) W-97 【1ケース 20枚入】
↓アイカ エコエコボンド 塩ビ用接着剤 モール・巾木用 化粧造作・塩ビ巾木用水性タイプ 360g AE-1000
折れている部分はヘアドライヤーを当てると曲がりやすくなります。
洗濯パンを元の位置に戻しました。
壁紙と洗濯パンの間にシリコンコーキングを打ちます。
シリコンシーラントとコーキングガンを購入します。
↓コニシ ボンド シリコンシーラント 330ml クリヤー
↓タジマ(Tajima) コンボイVS (コーキングガン) CNV-VS
シリコンシーラントはたっぷりコーキングを打ちます。
これで完成です。
元の壁紙と同じ壁紙は見つかりませんが、問題ありません。
このぐらいだとアクセントぐらいになってよいでしょう。
施工前(ビフォー) の壁紙と施工後(アフター) の壁紙
施工前(ビフォー) の壁紙
施工後(アフター) の壁紙
素人が壁紙を剥がして張り替えたにしてはよく出来た方か。
壁紙の張替えを自分で行う費用
ここまで全部の施工費用は約2万円。
ただ、ペンキ代やソフト巾木、シリコンシーラントなど壁紙以外の費用もかかっています。
壁紙だけなら、壁紙施工道具と壁紙のみで5,000円で可能です。
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