私は理系でSEになり、SE現場で20年以上仕事してきました。
そのなかで、文系のSEにも沢山仕事をしてきました。
さて、文系でもSEになれるでしょうか?
過去の実際に会ったことのある文系SEとの経験から振り返ってみましょう。
目次
文系でもSEになれるか?
社員の募集要項に「機械・電気電子・情報工学系学科卒業」としている企業もあります。
ただ、「学部学科不問」でSEを募集しているところのほうが多数派です。
大手のSIerとか有名どころの外資IT企業、ITベンチャーはほとんど学部学科不問です。
このことは何を意味しているのでしょうか?
SEになるに当たって大切なのは、現時点のITの知識ではありません。
もし、不安があるなら、IT企業の採用試験でのWebテストをいくつか受けてみましょう。
IT適性テストをクリアできれば、問題なく仕事に取り組んでいくことができるでしょう。
文系SEは 辛い、きつい、後悔、ついていけない、使えない
ところで、文系でSEになった人の最初の数年の感想として、以下のようなものがあります。
「文系のSEは辛い」
「文系のSEはきつい」
「文系のSEになって後悔」
「文系のSEだけど、ついていけない」
一方、企業側の感想としては以下のものがあります。
「文系のSEは使えない」
のっけからキツイ感想ですが、実際のところ、理系に比べて最初は不利な点もあるようです。
しかし、実際のところ、数年もたてば、理系であっても文系であっても、能力次第で待遇面に変わりなく仕事ができるっていうのが一般的な見方です。
文系SE 女子
文系SEの中でも特に女子だと、更に不利なんでしょうか?
実は文系のSE女子も結構います。
私が新卒で入った会社は、同期SEが500人ぐらいいました。
その中で、文系は35%ぐらいいました。
さらに女子は30%ぐらいいました。
彼女たちは、法学部、経済学部、経営学部、商学部、文学部と見事、さまざまな学部出身でした。
当初は、確かに理解力不足のところがあるものの、数年も経てば、デキる文系女子SEも沢山いたのも事実です。
文系 SE 企業、志望理由
SEを希望する志望理由としては、大学に入ってから
「スマホのアプリケーションを使って面白さに気付いた」
「iPhone使ってみてアップルとかグーグルに興味を持った」
「アマゾンとか楽天で買い物をして興味を持った」
「かっこよさそうなイメージ」
子供じみている動機かもしれませんが、そんなんでいいんです。
文系 SEはどんな勉強をすればよいか?
文系SEが最初に戸惑うのは、ビットやバイトの扱いでしょう。
ここらへんは、理系の方が有利と言わざるを得ないでしょう。
ただし、数学と呼べるほどの難易度は高くないので、高校初級のレベルの数学の知識で十分です。
文系SEはいるか?有名人は
文系でIT企業に入った有名人は山ほどいます。
代表的な人は、堀江貴文氏 (ホリエモン) でしょうか。
東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程中退ですが、IT起業家として成功した人です。
文系SEと理系SEの比較
文系SEと理系SEで、昇進スピードや入社1年目、入社3年目、転職時等の給与事情や本音が書かれている面白い資料があります。
一言でまとめたとき、文系と理系では大きな差はないと言えるでしょう。
文系の人、あきらめずにチャレンジしましょう。
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