Ryzenとか、Threadripperってよく聞きますね。
将棋の藤井聡太が、第4期叡王戦解説の中で「AMDのZen2が気になっています。今はRyzenを使っている。Threadripperにしておけばよかった」なんてコメントをしていました。
Ryzenって何なんでしょうか?
目次
AMD Ryzenとは?読み方は?
Ryzenは、はアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(以下AMDと略)が開発したZenアーキテクチャーを採用するマイクロプロセッサのシリーズに用いられるブランド名です。
Ryzenの読み方は、ライゼンです。
インテルではなくて、AMDのCPUってところがポイントです。
最初のRyzenは2016年12月13日のAMD New Horizon サミットで公式に発表されました。
Ryzenには、パフォーマンスの遅い方からRyzen 3、Ryzen 5、Ryzen 7、Ryzen Threadripperのような製品があります。
AMDの公式サイト
https://www.amd.com/ja/ryzen
には以下のように書かれています。
Ryzen 3、コア数
最先端の真のクアッドコア・アーキテクチャーにより、はるかに高価なPCに期待される応答性と性能を実現。高度なRadeon™ Vegaグラフィックスを搭載するモデルも登場
4コア
最大10 MBキャッシュ
Ryzen 5、コア数
パワフルなプロセッサーをあらゆる人に。すべてのゲーマーとアーティストのスタンダードとなる妥協なき機能と洗練された性能。現在、高度なRadeon™ Vegaグラフィックスを内蔵したモデルや新しい第2世代のRyzen™プロセッサーも含まれます。
4~6コア
最大12の処理スレッド
最大19 MBキャッシュ
Ryzen 7、コア数
ゲーム、コンテンツ作成、集中的なマルチタスクでトップレベルの性能を体験。熱心なPC愛好家に最適な、非常にバランスのとれたデザイン。 現在、新しく高度な第2世代のRyzen™プロセッサーも含まれます。
8コア
16の処理スレッド
20 MBキャッシュ
Ryzen Threadripper、コア数
あらゆることを同時に実行。レンダリング、ストリーミング、コンパイリング、エンコーディング。仕事にゲームに、世界初の32コア・デスクトップ・プロセッサーを搭載した究極のデスクトップ・プラットフォームをご利用ください。
8~32コア
最大64の処理スレッド
20 MB~80 MBキャッシュ
では、ZENアーキテクチャーとは何なんでしょうか?
Zenアーキテクチャーとは
Zenアーキテクチャは、以前のBulldozerアーキテクチャとはまったく異なり、インテル製のプロセッサ向けに最適化されているソフトウェアでのパフォーマンスを向上させるために、さまざまな機能の変更や強化が行われています。
具体的には以下の点です。
- 製造プロセス
- パフォーマンス
- メモリのサポート
- 消費電力、熱出力
- 仮想化支援
- 接続性
Zen2は、Zenよりもさらにパフォーマンスの上がった次世代アーキテクチャーです。
Ryzen ThreadRipperとは?読み方
ここまでで説明してきたように、Ryzen ThreadRipperは、Ryzenシリーズの中で最速のCPUです。
Ryzen ThreadRipperの読み方は、ライゼンスレッドリッパーです。
Ryzen Threadripper には最大16コア32スレッドの製品があり、ハイエンドユーザー向けです。
Ryzen Threadripper が登場する前は、個人向け CPU に限るとインテル社の CPU の中で最大コア数は10、最大スレッド数は20でした。
この影響かどうか、インテルは最大コア数18、最大スレッド数36の製品がある Core i9 を、発売しています。
Ryzenの 評価、比較、性能、ベンチマーク
Ryzenの市場での評価は、よいとされるものが多いです。
特に、コストパフォーマンスがよく、同程度ベンチマークを出すインテル製のCPUの半額ぐらいです。
ベンチマーク結果は様々なものがありますが、下記のものが分かりやすいです。
たとえば、AMD Ryzen Threadripper 2950Xは、
Intel Core i7-8700K @ 3.70GHz
Intel Core i7-8086K @ 4.00GHz
Intel Core i7-9700K @ 3.60GHz
などよりもずっと速いです。
Intel Core i9-7980XE @ 2.60GHz
Intel Core i9-7960X @ 2.80GHz
と同じぐらいの性能です。
Ryzen 価格
Ryzenは、Zenアークテクチャーのおかげで値段が安いです。
価格は、同程度のインテルのCPUの価格に比べて半額ぐらいとかなり安めです。
AMDとインテル マーケットシェアの比較
AMDとインテルのマーケットシェアの比較は、以下がわかりやすいです。
2006年ごろは、インテルとAMDのシェアは拮抗していました。
その後、インテルが圧勝しておりシェアは80%程度あります。
Ryzenの登場で、AMDは追い上げることができるのでしょうか。
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