人間ドックで視神経乳頭陥凹拡大の疑いがあると言われたので、視神経乳頭陥凹拡大が何かを調べてみました。
目次
視神経乳頭陥凹拡大 とは
視神経乳頭陥凹拡大の読み方は、「ししんけい にゅうとうかんおう かくだい」 です。
視神経乳頭は眼底の中心より少し鼻側によったところにあり、網膜に映った光の信号を束ねて脳に伝える視神経のつなぎ目です。視神経乳頭の中心には「へこみ(陥凹)」があり、そこから血管、視神経が出入りしており、この「へこみ」が「視神経乳頭の陥凹」と呼ばれているところです。そして、この「へこみ」が大きくなると緑内障になりやすいといわれています。
人間ドックなどで指摘される「視神経乳頭の陥凹拡大」とはこの部分が大きいことを示しており、それは緑内障の疑いがあることを意味しています。
・https://www.aozora-eye.jp/point/ryokunaisho01.html
視神経乳頭陥凹は緑内障のサインです。
緑内障 (りょくないしょう) とは
緑内障は、眼球内の圧力「眼圧」に圧迫されて視神経の本数が少しずつ少なくなっていく病気です。
その結果、視野の中に見えない部分が生じて、病気の進行とともにその範囲が拡大します。
緑内障は非常に多い病気で、40歳以上で5%、60歳以上では1割以上の患者がいます。
患者は多いのですが、緑内障の失明率はかなり低く、早期に発見して適切に治療を受ければ、生涯視野と視力を保てる病気です。
眼圧とは?正常値は?
眼圧とは「目の中の圧力」、つまり「目の硬さ」のことを言います。
目の中で一定量の水(房水) が作られ、それと同じ量が目から流れ出ていくことで、眼圧は一定に保たれています。
眼圧の正常値は10~20 mmHgです。
眼圧が高いと
眼圧が高いと「視神経」がだんだん少なくなってしまいます。
視神経は、網膜で見た像を脳に伝える役割を担っています。
視神経は再生しません。
眼圧が高い原因として、ストレスやスマホ
スマートフォンを見ている時間が長くなるほどそれに伴って眼圧が高くなることがわかってきました。
また、眼圧上昇の原因にはストレスも関係しています。
眼圧が低いと
網膜剥離が起こると一般的に眼圧が下がることが多く、眼圧が極端に下がっている場合は網膜剥離を疑います。
検査方法と検査費用
眼圧検査
眼圧検査は、空気を吹き付け、その時の角膜のへこみ具合によって目の堅さを測定します。
眼の中には房水と呼ばれる液体が流れており、この房水の量で圧が決められています。
眼圧は日によって、また一日の中でも変動するため、眼圧の平均値を知るためには何度か測定する必要があります。
眼底検査
眼底検査は、瞳孔を通して目の内張りをしてる眼底(網膜や視神経)をレンズを通して観察する検査がです。
この検査で視神経乳頭の形態を診て緑内障の疑いがあるか否かを判断します。
眼底写真を撮ることで視神経乳頭の形を確認することができます。
視野検査
視野検査は、一点を注視した時に周囲に見える範囲と感度を測定する検査です。
緑内障の初期では、視野に一部薄く見えるような部分が出てきますが、自分自身で異常に気付くことはまれです。
視野検査により自身では気が付かない軽微な視野異常を検出します。
緑内障の場合、一般に鼻側の上あたりから視野が狭くなっていき、進行すると中心部分に向かって見えない範囲が広がっていきます。
視野が狭くなっても中心の視野が保たれていると視力は比較的保たれることが多いです。
検査費用
いろいろな検査したので、初診料込みで3割の保険適用で4610円。
高い?こんなものかな。
私の検査の結果
コンタクトレンズが原因だろうか?と心配していましたが、生まれつきで経過観察や対策は不要とのことでした。
ホッと一安心。
コメント