久々にSkypeを使う機会があったので、Skypeをインストールしてみたら色々とトラブルがありました。
特に、httpのポート80、httpsのポート443をデフォルトで使おうとするので、受信接続ポートを80, 443から外してみました。
目次
Skypeをインストールしてみたらなかなか強引だった
2011年にMicrosoftの傘下に入ったSkypeですが、日本の企業ユーザーではイマイチ浸透していないのではないかと思います。
ただ昨年、Microsoft LyncもSkypeに統合される予定であることが発表されるなど、今後、Microsoftも本格的にSkypeを推進していくのでしょうか。
私自身もしばらくSkypeを使っていなかったのですが、今回、Skypeでしか連絡が取れない人と連絡するために久々にSkypeをインストールしてみました。
からインストーラーをダウンロードしてインストールします。
このままダウンロードしてインストールを進めていきます。
インストールを進めていくと
「Bingをデフォルトの検索エンジンにする」
「MSNをホームページにする」
にデフォルトでチェックが入っているなど、なかなか強引です。
これらのチェックは外してインストールを進めます。
さて、Skypeが無事にインストールされてログインします。
通常の通話はこれで問題ありません。
終了しようと
「×ボタン」
を押します。
Skypeはこれぐらいでは終了してくれません。
メニューから「閉じる」を押しても「ログアウト」を押しても終了しません。
タスクトレイに生き続けます。
なかなか強引。。
タスクトレイからマウスの右クリックを押して「Skypeを終了する」を押します。
以下ように「Skypeを終了しますか?」という画面が表示されます。
ここで「終了」ボタンを押してようやくSkypeを終了できます。
なかなかしぶとい。
この仕様、ユーザーのことを考えていない、私の嫌いなタイプのソフトウェアですね。
Windowsでポート待ち受け状態のプロセスを表示するコマンド
ところで、Skypeが起動している状態でApacheを起動しようとしても起動しません。
そこで、待ち受けポートを調べてみます。
Skypeが起動している状態で、Windowsのコマンドプロンプトで以下を実行します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 |
C:\> netstat -aon アクティブな接続 プロトコル ローカル アドレス 外部アドレス 状態 PID TCP 0.0.0.0:80 0.0.0.0:0 LISTENING 6416 TCP 0.0.0.0:135 0.0.0.0:0 LISTENING 1032 TCP 0.0.0.0:443 0.0.0.0:0 LISTENING 6416 TCP 0.0.0.0:445 0.0.0.0:0 LISTENING 4 TCP 0.0.0.0:554 0.0.0.0:0 LISTENING 5616 TCP 0.0.0.0:902 0.0.0.0:0 LISTENING 3944 TCP 0.0.0.0:912 0.0.0.0:0 LISTENING 3944 TCP 0.0.0.0:2869 0.0.0.0:0 LISTENING 4 TCP 0.0.0.0:10243 0.0.0.0:0 LISTENING 4 TCP 0.0.0.0:22700 0.0.0.0:0 LISTENING 6416 TCP 0.0.0.0:49152 0.0.0.0:0 LISTENING 848 TCP 0.0.0.0:49153 0.0.0.0:0 LISTENING 1120 TCP 0.0.0.0:49154 0.0.0.0:0 LISTENING 1220 TCP 0.0.0.0:49155 0.0.0.0:0 LISTENING 952 TCP 0.0.0.0:49156 0.0.0.0:0 LISTENING 1900 TCP 0.0.0.0:49157 0.0.0.0:0 LISTENING 920 |
ポート80 のみに絞るには以下のコマンドを実行します。
1 2 |
C:\> netstat -aon | find "80" TCP 0.0.0.0:80 0.0.0.0:0 LISTENING 6416 |
ここで、0.0.0.0は、ローカルホストの任意のアドレスを意味しています。
IPアドレスを複数持っている場合、それらすべてのIPアドレスを意味しています。
TCP 0.0.0.0:80は、プロセスID6416が、ポート80で待ち受けているということです。
WindowsでプロセスIDから実行プロセス名を見つけるコマンド
プロセスIDからプロセス名を特定するには以下のコマンドを実行します。
1 2 3 4 5 |
C:\>tasklist /FI "PID eq 6416" イメージ名 PID セッション名 セッション# メモリ使用量 ========================= ======== ================ =========== ============ Skype.exe 6416 Console 1 236,332 K |
プロセスID 6416は、Skypeであることが分かりました。
なんと大胆な。。Skypeはポート80で待ち受けていますね。
ソフトウェアのお行儀を知っている人なら、ポート80を使うのはWebサーバーだけだろって突っ込みたくなるプログラムです。
ちなみにApacheを先に起動してみたら、Skypeはポート443を使って起動しました。
おいおい。。
ポート443は、httpsだろって突っ込みたくなります。
証明書も持たないのに待ち受けないでよ。。
Skype の受信接続ポートを80, 443から変更する方法
Skype の受信接続ポートを80, 443を使わないようにする方法は次の通りです。
Skype の「設定」⇒ 「詳細」 ⇒ 「接続」を開きます。
「追加の受信接続にポート80と443を使用」にチェックが入っているので、チェックを外します。
これがデフォルトでチェックが入っているとは大胆。。
まとめ
音声の品質とユーザー数には定評のあるSkypeですが、エンジニアから見るとソフトウェアの「お行儀」的にはイマイチかな。
やってはいけないことを堂々とやっている感じがします。
LINE、カカオトーク、Viberなど無料通話アプリが次々に登場する中でも、まだまだ世界的なデファクトスタンダードは、Skypeなんでしょうね。
↓Skype についてのおすすめの本はコチラ
コメント