Gmailでメールを受信した時に「このメールにはご注意ください」とメールの背景がオレンジ色で警告表示されている場合の対処方法。
オレンジ色と黄色の間ぐらいの色ですかね。。
送信サーバーのSPFレコードを設定しましょうという話。
赤色の警告の時の対処方法は以下をご覧ください。
・https://urashita.com/archives/36185
Gmailで「このメールはご注意ください」オレンジ色(黄色)
エックスサーバーのメールアカウントからGmailにメールを送ると以下のように表示されました。
このメールにはご注意ください
Gmail では、このメールが本当に vvv@www.xxx.yyy.zzz から送信されたものであることを確認できませんでした。メールに含まれるリンクのクリックや添付ファイルのダウンロード、または返信に個人情報を記載することは避けてください
迷惑メールとして報告
オレンジ色の枠で警告されています。
どうやら、送信元のメールアカウントがGmailから怪しまれているらしい。
この問題は受信しているGmail側が、送信元がなりすましの可能性があることを警告しています。
受信側で何かを設定するものではなくて、送信元の修正が必要です。
したがって解決するには、Gmail側では何も出来ません。
オレンジ色の原因を調査するとSPF softfail
さらに原因を調査してみます。
メールの右上の「その他」を押すとメニューがあらわれるので「メッセージのソースを表示」をクリックします。
メールのソース原文が以下のように表示されました。
Received-SPF: softfail (google.com: domain of transitioning vvv@www.xxx.yyy.zzz does not designate aaa.bbb.ccc.ddd as permitted sender) client-ip=aaa.bbb.ccc.ddd;
Authentication-Results: mx.google.com;
spf=softfail (google.com: domain of transitioning vvv@www.xxx.yyy.zzz does not designate aaa.bbb.ccc.ddd as permitted sender)
訳してみると
spf=softfail google.com：転送中のvvv@www.xxx.yyy.zzzのドメインは、許可された送信者としてaaa.bbb.ccc.dddを指定していません
なるほど、SPF認証がのsoftfail、ソフトな失敗ということらしい。
送り元のドメインと、送信元のIPアドレスが異なるってことですね。
おそらくドメインのIPアドレスと異なる送信サーバーを使っているのだと思います。
SPF認証結果、SPFレコードについては以下をご覧ください。
・https://urashita.com/archives/33688
SPF認証結果がFailの場合、
SPFレコードが公開されているが、認証に失敗したという意味です。
送信元のドメインを偽称している可能性が非常に高いと見なすことができるので、このメールは受信拒否した方がよいです。
一方でSPF認証結果がSoftFailの場合、
SPFレコードが公開されており、送信元のIPアドレスが“~”限定子の条件にマッチする場合である。
このメールは、送信元がDNSで正しく書かれていないとかなので、すぐに受信拒否はしない方が良いです。
対策：SPFレコードを設定してなりすましと迷惑メールを防止
この問題の対策として、メールを送信する側で対策する必要があります。
具体的には、送信サーバーのDNSでSPFレコードを設定することです。
SPFレコードは、ドメインのDNS設定から行います。
TXTレコードして、
のように、該当ドメインの送信元になりうる、IPアドレスを書き連ねます。
ここで、aaa.bbb.ccc.ddd や eee.fff.gg.hhh はIPアドレスです。
複数書く場合は、+ でつなげます。
コメント
[…] ・https://urashita.com/archives/36102 […]