京都鉄道博物館 2016年4月29日オープン 梅小路蒸気機関車館 2015年8月30閉館

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梅小路蒸気機関車館は、京都府京都市下京区観喜寺町にある西日本旅客鉄道が所有し、公益財団法人交通文化振興財団が運営する蒸気機関車の保存展示施設です。
ここは2016年春に京都鉄道博物館として新生する予定であるため2015年8月30日閉館しました。

 

鉄道ファン待望の京都鉄道博物館ですが、2016年春オープンとだけアナウンスされていますが、まだ正確な時期は発表されていません。

2016年4月29日グランドオープンです。
この博物館どんな施設になるのか調べてみました。

まず、以下の動画をごらんください。



(出典: 公式サイト)

 

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京都鉄道博物館の住所 アクセス

京都鉄道博物館へのアクセス、住所は以下の通りです。

 

住所 京都市下京区観喜寺町
敷地面積 30,016㎡
建物面積 30,435㎡
アクセス
(現在の梅小路蒸気機関車館へのアクセスです)
  • JR京都線「京都駅」から市バス205系統で「梅小路公園前」下車、徒歩約5分または「京都駅」から徒歩約20分
  • JR嵯峨野線「丹波口駅」から徒歩約15分

 

Googleマップで見てみました。

Google Earthで見てみました。
JR京都駅から西に歩いて行けるところで、JR線沿いにあります。

 

京都鉄道博物館概要

公式サイトには以下の記載があります。

 

このたび、鉄道の歴史から日本の近代化のあゆみを体感していただける新しい鉄道博物館が、伝統を重んじながらも常に革新を続けるまち、
京都の地に2016年春にオープンします。

京都鉄道博物館の基本コンセプトは「地域と歩む鉄道文化拠点」です。地域と連携を図り、博物館自体も広く市民に受け入れられる「憩いの場」となることで、生涯学習の場としても地域社会に貢献し、地域とともに成長し続ける博物館となることを目指します。
具体的には、実物車両53両を活かし、「見る、触る、体験する」ことが可能な誰もが楽しく学べる博物館にできればと考えています。先人が築いてきた鉄道の歴史をふまえ、その技術・文化の継承・発展・創造のために活動することで、豊かな感性と知性にあふれる社会の一端を担える博物館にします。

また、博物館活動の核である資料の収集・保存を体系的に行い、調査・研究に努めることで、感動とひらめきを生み出す展示・教育普及活動を行うとともに、現地での保存や継承を支援する役割も担うべく努力します。2016年春にご期待ください。

 

京都鉄道博物館は、以下の5個の施設からなるようです。

 

展示車両はなんと53両。
蒸気機関車から新幹線まで日本の近代化をけん引した貴重な車両を収蔵します。

 

プロムナード

新しいエントランスと本館とをつなぐ全長約100mのプロムナードは、駅のプラットホームをイメージした屋外スペース。自然の光と風が通り抜ける空間に、実物車両を編成で展示します。

  • C62形26号機 日本最大の旅客用蒸気機関車で、東海道本線や山陽本線で活躍した。
  • マロネフ59形1号車 戦前に製造された皇室・貴賓客用の寝台客車で、1・2等の合造車。
  • スシ28形301号車 戦前に製造された食堂・2等座席の合造車から改造した食堂車。
  • クハ103形1号車 1964年に登場した国鉄を代表する通勤型電車。
  • クハ86形1号車 戦後初の長距離電車として登場、東海道本線や山陽本線で活躍した。
  • モハ80形1号車 戦後初の長距離電車として登場、「湘南色」と呼ばれる塗色が特長。
  • ナシ20形24号車 寝台特急「ブルートレイン」の食堂車として活躍した。
  • DD54形33号機 西ドイツのエンジンと液体変速機を採用したディーゼル機関車。
  • 0系21形1号車 開業当時、世界最速の200km/h以上での営業運転を実現したこの車両は、外観から内部構造に至るまで、当時の国鉄の車両技術を結集したものです。展示予定の4両は、各形式のトップナンバーを付した4両で、約600万kmを走行した後、1978(昭和53)年3月に引退しました。
  • 0系16形1号車 東海道新幹線開業時に活躍した0系新幹線電車のグリーン車。
  • 0系35形1号車 開業時に活躍した0系新幹線電車のビュフェスタイルの食堂車。
  • 0系22形1号車 開業時に活躍した0系新幹線電車の先頭車。現在車内は展示室となっている。

 

本館

広大な吹き抜け構造となる本館では、
流線型フォルムの500系新幹線電車や寝台特急でも活躍した581形電車など、JR西日本を代表する
車両を実物で展示します。

 

  • 230形233号機 イギリスのスタイルを持つ現存する最古の国産蒸気機関車。
  • 500系521形1号車 当時世界最速の300km/hでの営業運転を実現した新幹線電車。
  • クハネ581形35号車 座席と寝台で両用可能な設備をもった世界初の特急用交直流電車。
  • クハ489形1号車 国鉄を代表するボンネットタイプの特急用交直流電車。
  • 1800形1801号機 イギリスから輸入された最初の勾配線区用の蒸気機関車。
  • EF52形1号機 国産初の大型の直流電気機関車で、本機は阪和線などで活躍した。
  • ワム3500形7055号車 大正時代の大型貨車で、昭和30年代後半まで多く使用されていた。
  • ヨ5000形5008号車 最初のコンテナ特急「たから」号の乗務員用車両として使用された。
  • EF66形35号機 1968(昭和43)年から量産機が製造された直流区間用電気機関車で、東海道・山陽本線の高速貨物列車のけん引を中心に、寝台特急列車もけん引しました。JR貨物より譲渡されました。
  • DD51形756号機 全国で活躍した液体式ディーゼル機関車で、国鉄の無煙化に貢献した。
  • キハ81形3号車 1960年に登場した国鉄初の特急用ディーゼルカー。
  • 100系122形5003号車 0系新幹線電車の後継機として活躍した新幹線電車。

 

旧京都駅上家

大正時代を代表するトラス構造のホーム上家
として歴史的価値を有する旧京都駅上家。
そのトラス構造を再利用して造る空間に、貴重な
車両を展示します。

 

  • EF58形150号機 戦後を代表する旅客用の直流電気機関車。
  • オロネ24形4号車 寝台特急「あかつき」「彗星」などで活躍したプルマン式のA寝台車。
  • EF65形1号機 1965年から製造された直流電気機関車で全国で活躍した。
  • EF81形103号機 関西から青森までの直通運転を可能にした交直流電気機関車。
  • スシ24形1号車 寝台特急「トワイライトエクスプレス」用として改造された食堂車。
  • スロネフ25形501号車「トワイライトエクスプレス」 1989(平成元)年に登場し、2015(平成27)年3月12日に引退した寝台特急「トワイライトエクスプレス」のA個室車両です。「スイート」1室と「ロイヤル」4室の客室を備え、特に「スイート」は眺望のための大きな窓があり、移動手段としてではなく乗車時間を楽しむ部屋として大変人気がありました。

 

扇型車庫

扇形車庫には、明治から昭和にかけての代表的な
蒸気機関車20両を保存・展示する計画です。
その内の8両は、動く状態の動態保存車両です。

 

  • 8620形8630号機 日本で最初の量産タイプの旅客用蒸気機関車。
  • C61形2号機 自動給炭装置が初めて採用された大型の旅客用蒸気機関車。
  • C62形2号機 日本を代表する旅客用蒸気機関車で、本機は特急「つばめ」で活躍した。
  • D51形200号機 日本を代表する蒸気機関車で、現在本線運転のため整備されている。
  • C57形1号機 SL「やまぐち」号で活躍する優美なスタイルの旅客用蒸気機関車。
  • C56形160号機 1935年から製造された小型の蒸気機関車で、旅客・貨物用で活躍した。
  • B20形10号機 戦時中に設計された小型の蒸気機関車で、構内入れ換え用として活躍した。
  • 1070形1080号機 イギリス製、明治期の6200形から改造された蒸気機関車。
  • 9600形9633号機 日本で最初の量産タイプの貨物用蒸気機関車。
  • C11形64号機 1932年から製造されたローカル線や構内入れ換え用として活躍した。
  • 7100形7105号機「義経」号 北海道最初の幹線鉄道として建設された幌内鉄道に、アメリカより最初に輸入された機関車です。1号機として「義経」と名付けられました。1952(昭和27)年に鉄道開業80周年を記念して自走可能に復元されました。2014(平成5)年、梅小路運転区100年を記念し、石炭と水で走行可能な状態に復元されました。
  • C62形1号機 日本最大の旅客用蒸気機関車で、D52形のボイラーを流用して製造された。
  • D51形1号機 1,115両も製造された大型の貨物用蒸気機関車。愛称名「デゴイチ」。
  • C55形1号機 1935年から製造された中型の旅客用蒸気機関車でC54形の改良型。
  • C58形1号機 1938年から製造され、ローカル線の旅客・貨物用として活躍した。
  • D50形140号機 1923年から製造された貨物用蒸気機関車で輸送力を飛躍的に高めた。
  • D52形468号機 日本最大の貨物用蒸気機関車で、戦時中の石炭輸送に活躍した。
  • C59形164号機 大型の旅客用蒸気機関車で、本機は東海道本線や山陽本線で活躍した。
  • C53形45号機 国産唯一の3シリンダーを持つ大型の旅客用蒸気機関車。
  • C51形239号機 1930年に登場した超特急「燕」を牽引した旅客用蒸気機関車。

 

引込線

館外に延び、実際の営業線とつながる引込線を活用して、現役で運行している車両なども臨時で
展示する予定です。

 

  • オハ25形551号車 寝台特急「トワイライトエクスプレス」専用客車。
  • カニ24形12号車 寝台特急「トワイライトエクスプレス」専用の電源車で荷物室を併設。
  • オハ46形13号車 急行用客車を軽量化した客車で、国鉄末期まで活躍した。

 

京都鉄道博物館の近くの施設

京都鉄道博物館を上から見てみましょう。
こんな場所にあります。

右下が京都駅、真ん中上が西本願寺、左に京都水族館と京都鉄道博物館があります。

京都駅 (https://www.jr-odekake.net/eki/top.php?id=0610116)

西本願寺 (http://www.hongwanji.or.jp/)

京都水族博物館 (http://www.kyoto-aquarium.com/)

どれも趣向は異なれど、一日中、見て回れる施設です。
京都鉄道博物館を訪れるなら、これらの施設も一緒に見て回るにはうってつけの施設です。

 

入場料金・営業時間

入館料

一般 1,200円

大学生・高校生 1,000円

中学生・小学生 500円

幼児(3歳以上) 200円

 

時間

10:00~17:30 (入館は17:00まで)

GW中(4/29~5/8)は9:00から開館

 

休館日

水曜日

 

●前売り券は、JR西日本の主な駅の緑の窓口や、全国のセブンイレブンで売っています。

●駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。

 

京都鉄道博物館の公式キャラクター ウメテツ

京都鉄道博物館の公式キャラクターはウメテツです。

(1)名前
「ウメテツ」

(2)コンセプト
たくさんの人が訪れ、自然あふれる梅小路エリア一帯から、古くから人と自然との共存を象徴するツバメを連想し、モチーフとした。渡り鳥であるツバメによって広い地域の多くの方に京都鉄道博物館を知っていただき、鉄道文化を未来へ継承していってほしいという思いを込めた。

(3)ストーリー
初めて京都に渡ってきた元気いっぱいのツバメの男の子。たまたま見つけたSLや鉄道に惹かれ、毎日梅小路蒸気機関車館を訪れていた。京都鉄道博物館が新たに誕生することを知り、自らマスコットキャラクターに名乗りでた。

(4)考案者
京都嵯峨芸術大学短期大学部 美術学科 相川遥香さん

(出典: https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/10/page_7799.html)

 

京都鉄道博物館のライバル

京都鉄道博物館のライバルの施設は次の通りです。

  • 鉄道博物館(さいたま市) 37両 開館13ヶ月で200万人
  • リニア・鉄道館(名古屋市) 39両 開館12ヶ月で109万人

 

一方で、京都鉄道博物館は53両を擁し、初年度134万人を見込んでいます。

 

京都鉄道博物館イメージ図

いずれも公式サイトからの引用です。

かさ上げ展示

 

「線路」展示

 

車両展示室

 

SL第2検修庫

 

「関西の鉄道」展示

 

キッズルーム

 

「物を運ぶ」展示

 

レストラン

 

引込線

 

引込線

 

扇形車庫

 

SLスチーム号

 

まとめ

京都鉄道博物館のオープン時期はまだ決定していません。
京都鉄道博物館は2016年4月29日グランドオープンです。
京都鉄道博物館のすぐ近くにある京都水族館と共に京都を代表する観光地となるでしょう。

今から楽しみな施設です。

 

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