Windows 10にデフォルトで入っているセキュリティソフト Windows Defenderってどの程度の性能なんでしょうか?
これだけで十分?
他のウィルス対策ソフトを入れた方がよいのか?
調べてみました。
目次
Windows Defender (ウィンドウズディフェンダー) とは
Windows Defender は、Windows 8 以降の Windows に搭載された無料のマルウェア対策ソリューションで、ウイルス、スパイウェア、およびその他のマルウェア (悪意のあるソフトウェア) から保護できます。
Windows 8からすべてのWindowsにプリインストールされています。
Windows 7 では、Microsoft Security Essentials と呼ばれていたソフトウェアの後継のようです。
Windows Defender ダウンロード
Windows Defenderは、Windows 8, Windows 10にプリインストールされているので、ダウンロードやインストールの必要はありません。
ただし、Windows Defenderの定義ファイルは、自動更新しておく必要があります。
Windows Defender 性能、効果、評価
Windows Defenderの性能はどうなんでしょうか?
マイクロソフト本家から無料で備わったセキュリティソフトなのでこれで十分なのでは?という気もしますが、アンチウィルスソフトのテストを行っている第三者機関である av-comparatives のレポートを見てみましょう。
以下のサイトからの引用になります。
Microsoft Windows 10 RS3 64-bit に対して、以下のアンチウィルスソフトをテストした結果です。
- avast Avast Business Antivirus Pro Plus
- Bitdefender Endpoint Security Elite
- CrowdStrike Falcon Endpoint Protection
- Emsisoft Anti-Malware
- Endgame Endpoint Security
- eScan Corporate 360
- eset ESET Endpoint Security
- FireEye Endpoint Security
- Fortinet FortiClient
- Kaspersky Endpoint Security
- McAfee Endpoint Security
- Microsoft Windows Defender for Enterprise
- Panda Endpoint Protection Plus
- Saint Security MAX Antivirus
- trendmicro Trend Micro Office Scan XG
- VIPRE Endpoint Security Cloud
この表で、以下の文言の意味は次の通りです。
(Compromised) 防げなかった攻撃
(User dependent)ユーザーの設定に依存して防げる攻撃
(Blocked) 防いだ攻撃
(False Positive) 正常なファイルをマルウェアとして判断した数(誤検知)
Blocked | User dependent | Compromised | PROTECTION RATE [Blocked % + (User dependent %)/2]* |
False Alarms | |
---|---|---|---|---|---|
Bitdefender |
1163 | – | – | 100% | 2 |
McAfee | 1163 | – | – | 100% | 4 |
Trend Micro | 1163 | – | – | 100% | 32 |
Kaspersky Lab |
1161 | – | 2 | 99.8% | 1 |
Avast | 1160 | – | 3 | 99.7% | 1 |
VIPRE | 1159 | – | 4 | 99.7% | 1 |
ESET | 1156 | – | 7 | 99.4% | 0 |
Emsisoft | 1155 | – | 8 | 99.3% | 0 |
Endgame | 1151 | – | 12 | 99.0% | 1 |
Panda | 1150 | – | 13 | 98.9% | 11 |
CrowdStrike |
1149 | – | 14 | 98.8% |
0 |
Microsoft |
1132 | 31 | – | 98.7% |
11 |
eScan |
1142 | – | 21 | 98.2% |
1 |
Fortinet |
1142 | – | 21 | 98.2% |
4 |
Saint Security | 1065 | – | 98 | 91.6% | 12 |
FireEye | 1021 | – | 142 | 87.8% | 0 |
分かりにくいですが、上の方が性能がよいと考えてよいでしょう。
1位 Bitdefender (ビットディフェンダー)
2位 McAfee (マカフィー)
3位 Trend Micro (トレンドマイクロ)
4位 Kaspersky (カスペルスキー)
の順番です。
マイクロソフトはこの表では上位ではないものの、性能として上位のビットディフェンダー、マカフィー、トレンドマイクロ、カスペルスキーと大した差はないように思います。
Windows Defender 重い、完全に無効化・削除したい
こんなWindows Defenderですが、重いので完全に削除したいという人もいるようです。
Windows Defenderを完全に削除する方法は、次の通りです。
レジストリエディターを立ち上げる
※レジストリとは各プログラムの情報を格納している場所なので、適当にいじっているとプログラムに支障をきたす恐れがありますのでくれぐれも注意しましょう。
「Windowsキー+Rキー」で「ファイルを指定して実行」を立ち上げる
↓
名前欄に「regedit」と入力し「OK」をクリック
↓
管理者権限を求められるので「続行」をクリック
↓
レジストリーエディターが立ち上がる
Windows Defenderを開く
画面左部の「HKEYLOCALMACHINE」をクリック
↓
「SOFTWARE」をクリック
↓
「Policies」をクリック
↓
「Microsoft」をクリック
↓
「Windows Defender」をクリック
↓
Windows Defenderのレジストリエディターが開く
追加して値を変更
画面中央空白の部分で右クリック
↓
「新規」をクリック
↓
「DWORD」をクリック
↓
レジストリが追加されるので名前欄に「DisableAntiSpyware」と入力
↓
新しく作成したレジストリで右クリック
↓
「修正」をクリック
↓
値の編集画面が表示されるので、値のデータ欄に数字の「1」を入力
※値が1で無効、0で有効
↓
Windows Defenderの完全無効化が完了
これでWindows Defenderの完全無効化が完了しました。
Windows Defenderを完全無効化した後は、必ず、ウィルスソフトをインストールしましょう。
Windows Defenderの代わりトレンドマイクロ、ESET,カスペルスキー
Windows Defenderの代わりにインストールすべきセキュリティソフトは次の通りです。
↓トレンドマイクロ ウィルスバスターはコチラ
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↓ESETセキュリティソフトはコチラ
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↓カスペルスキーはコチラ
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