最近、M.2 SSDって言う言葉を聞きます。
M2 SSDって何なんでしょうか?
M.2 のまえにNVMEとは?何か。
目次
NVMEとは?NVM Express
NVMEは、バスインターフェースの一つ。
NVM Express (NVMe) もしくは NVMHCI (Non-Volatile Memory Host Controller Interface) は、PCI Express (PCIe) を通じて、不揮発性ストレージメディアを接続するための論理デバイスインターフェースの規格であり、シリアルATAに代わる次世代の接続インターフェース規格です。
NVMe SSDとSATA SSDでは、NVMe SSDの方が速いです。
M.2 SSD とは
M.2 は「フォームファクタ」というコネクタの物理的な形の規格名です。
スロットの形状と考えてよいでしょう。
別の言葉で言うと、コンピュータに内蔵される拡張カードにおいて接続端子となる規格のことです。
M.2の読み方はエムドットツーです。
元は、Next Generation Form Factor、NGFFと呼ばれていました。
M.2は、SSDの接続方式としてよく使われており、M.2 SSDと呼ばれています。
M.2はIntel 9シリーズ以降のZ97, H97, X99マザーボードに採用された新しい規格で、mSATAの後継です。
ストレージとのインタフェース(内部での接続)にPCI Expressを採用することで理論上の最大転送速度が30Gb/sとなっており、速度が頭打ちになっているSATA3の6Gb/sよりも高速な転送速度が期待できます。
ただし、M.2スロットの最大転送速度はマザーボードによっては20Gbpsだったり16Gbpsだったり10Gbpsだったり8Gbpsだったりします。
インターフェースはSATA3とPCI Expressの両方に対応しています。
接続にはスロット形状を採用しており、板がむき出しになったような基板が一般的です。
タブレットやウルトラブックなどの普及に合わせて、ストレージ用の面積を小型化することを目的に開発されました。
SATA、mSATA、M.2の違い、比較
SATA、mSATA、M.2の特徴、相違点をまとめました。
SATA 2.5インチのSSD
- mSATA, M.2に比べると放熱性高い
- mSATA, M.2に比べると容量あたりの価格が安い
- デスクトップにも従来のノートパソコンにも対応していて、対応汎用性が高い
- mSATA, M.2のSSDに比べて転送速度が遅い
- ノートパソコンの薄型化には向いてない
mSATA SSD
- ノートパソコンの薄型化に貢献した
- mSATAに対応しているマザーボードが少ない
- 容量あたりの価格が割高
M.2 SSD
- 新しい規格なのでまだ対応製品が少ない
- とにかく小さい
- ノートパソコンの薄型化に貢献した
- PCIe対応でSATAよりも転送速度が大幅に向上
- PCIe対応のものは従来のSSDよりも発熱が大きい
- 容量あたりの価格が割高
M.2 SSD の価格、おすすめ
M.2 SSDのおすすめをまとめてみました。
M.2 SSDは、ノートパソコンによくあるSATA SSDよりも値段は高め。
500GBでも1万円から2万円します。
一番性能がよいとされるのが、定評のあるウェスタンデジタル (Western Digital) 製のM.2 SSDです。
↓ウェスタンデジタル (Western Digital) のM.2 SSD
少し安めなのがCrucial (クルーシャル) のM.2 SSDです。
↓CrucialのM.2 SSD
M.2 SSD 発熱、冷却 ヒートシンク
M.2 SSDは、Serial ATA SSDと比較して性能が大幅に向上していますが、同時に消費電力も大きく、発熱も増大しています。
ゆえに、M.2 SSD専用の放熱ヒートシンクなんかも売っています。
ヒートシンクは付けておいた方がよいでしょう。
M.2 SSD 取り付け
M.2 SSDはサイズによって「2242」、「2260」、「2280」、「22110」の4つの規格があります。
最もポピュラーなのは、2280です。
サイズさえ合っていれば、取付は極めて簡単です。
Crucialを例に取れば、こちらのマニュアルの通りです。
M.2 SSD 体感は?
M.2 SSDのスピードについては、体感できるレベルかどうかの判断は難しい。
ネットなんかの評判を見る限り、体感しないという声の方が多いようだ。
ただ、スループットで速いのは明らかで、今後、小型化、薄型のノートパソコンでは主流になっていくでしょう。
コメント
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