Windows 10からUWPっていう開発プラットフォームが使えるらしい。
UWPについて調べてみました。
目次
UWPとは?開発はVisual Studio
UWPとは、ユニバーサル Windows プラットフォーム のことです。
Windows 10と共に登場したもので、異なるデバイス向けに提供されるMicrosoft Windows用のアプリケーションソフトウェアを共通の基盤上で動作させることのできる、統合されたプラットフォームのことです。
ここで、異なるデバイスとは、IoT、パソコン、モバイルPC、Xbox、Surface Hub、HoloLensのことです。
開発はVisual StudioのC#やC++で行います。
↓公式サイトはコチラです。
WindowsやLinuxなど異なるOSでも動作することを目指したJavaとは異なり、UWPはあくまでWindows用のプラットフォームです。
- UWP = Windowsプラットフォーム
- Java = マルチプラットフォーム
です。
Javaについてはコチラをご覧ください。
また、WindowsのVisual Studioから、iOS、Android向けのバイナリを作成できるXamarinとも異なりますね。
Xamarinについてはコチラをご覧ください。
UWPはWindows 7、Windows 8.1で使えるか?
Windows 10で、C#とUWPを使って作ったプログラムは、Windows 7やWindows 8.1で動くのでしょうか?
UWPはWindows 10のOSと統合された技術であるため、Windows 7やWindows 8.1で動かすにはかなり制約があります。
Windows 8.1
アプリケーションをローカルで実行することはできません。
Visual Studio でエミュレーターを使用できますが、シミュレーターを使用することはできません。
Windows 7
アプリケーションをローカルで実行することはできません。
Visual Studio では、エミュレーターとシミュレーターのいずれも使用することはできません。
UWPのメリット
UWPのメリットは次の通りです。
セキュリティ
高いセキュリティ。
UWP アプリはアクセスするデバイス リソースとデータを宣言します。
ユーザーは、そのアクセスを承認する必要があります。
共通のAPI
Windows 10 を実行しているすべてのデバイスで共通の API を使用できます。
デバイス固有の機能を使用して、異なるデバイスの画面サイズ、解像度、DPI に合わせて UI を調整することができます。
1つのストアですべてのデバイスに対応
Windows 10 を実行するすべてのデバイス (または指定したデバイスのみ) で Microsoft Store から入手できます。
PC、タブレット、Xbox、HoloLens、Surface Hub、IoTデバイスなどの windows 10 デバイスで利用可能です。
様々な言語を使用可能
C#、C++、Visual Basic、Javascript でプログラミング可能です。
UI 用に、XAML、HTML、または DirectX を使用します。
UWPのデメリット
UWPのデメリットは次の通りです。
ローカルリソースの制限
セキュリティと裏腹な関係にありますが、UWPアプリはローカルリソースの利用が制限されています。
ストアはマイクロソフトのみ
UWPアプリはAPPXパッケージを使います。
したがってマイクロソフトのWindowsストアでしか配布できません。
UWPの将来性
UWPの将来性は不透明です。
デスクトップアプリケーションを制覇したマイクロソフト、Windowsですが、スマートフォンのiOSやAndroidなどに比べれば、絶対数が少ない。
マイクロソフトのOfficeを含めてUWPに対応したアプリケーションが少ないために、今後どうなるかは分からないです。
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