SEO、キーワードによるカニバリゼーションの対策、解決方法をまとめてみました。
目次
SEOのカニバリゼーションとは
カニバリゼーションは、cannibalization 共食い
のことです。
SEOのカニバリゼーションとは、一言ではキーワードの共食い状態のことです。
同じキーワードで複数のページが検索エンジンにヒットしてしまい、どれが重要か分からなくなって、結局どれも上位表示されない状態を言います。
A商品:色だけ違う、中身は同じ
例えば、A商品を販売するサイトがあったとします。
- A商品 白色
- A商品 黒色
- A商品 赤色
- A商品 青色
- A商品 ピンク
というページがあったとします。
各ページは色の属性以外は、すべて同じ内容が書かれています。
この場合、正しくSEO対策してGoogleに教えてあげないと、
- A商品 白色
- A商品 黒色
- A商品 赤色
- A商品 青色
- A商品 ピンク
が重複コンテンツとして見なされて、どのページも順位が上がりません。
スターウォーズシリーズ:タイトルがほとんど同じ
他の例を挙げてみましょう。
以下のようなシリーズ物のタイトルの記事を書いて、それぞれのページに映画のあらすじや内容を書いたとします。
- スターウォーズ エピソード1
- スターウォーズ エピソード2
- スターウォーズ エピソード3
- スターウォーズ エピソード4
- スターウォーズ エピソード5
- スターウォーズ エピソード6
- スターウォーズ エピソード7
- スターウォーズ エピソード8
- スターウォーズ エピソード9
各ページの中身が異なっていても、タイトルがほとんど同じなので、検索エンジンから見た時にこれらの違いが分からずに、上手く順位付けできません。
このような状態を、カニバリゼーションと呼びます。
業界用語では、「ページがカニバる」というような表現を行うこともあります。
SEOのカニバリゼーションの対策、解決方法
では、ページがカニバった時に、どうやって解決したらよいでしょうか。
A商品:色だけ違う、中身は同じ
先ほどのA商品の例では、
- A商品 全色の特徴
のページを作成して、Googleにindexさせるようにします。
残りの色違いで中身が同じページ
- A商品 白色
- A商品 黒色
- A商品 赤色
- A商品 青色
- A商品 ピンク
については、すべて
- A商品 全色の特徴
にhttpの301でリダイレクトするとよいでしょう。
こうすることで、各色のページのSEOパワーが「A商品 全色の特徴」に集まるようになります。
スターウォーズシリーズ:タイトルがほとんど同じ
先ほどのスターウォーズの例の場合はどうでしょうか。
このケースの場合、コンテンツの中身は異なっているので、タイトルを差別化するようにします。
サブタイトルや公開年を付けると、だいぶ違うでしょう。
具体的には
- スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 1999年
- スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 2002年
- スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 2005年
- スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 1977年
- スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 1980年
- スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 1983年
- スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒 2015年
- スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ 2017年
- スター・ウォーズ エピソード9/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー 2019年
のような感じです。
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