Windows 10のアップグレード頻度、考え方の違いによるモデル
- SACT(旧CB)
- SAC(旧CBB)
- LTSC(旧LTSB)
の違いについて、まとめてみました。
目次
Windows 10 SACT(旧CB) SAC(旧CBB) LTSC(旧LTSB) の違い
Windows 10
- SACT(旧CB)
- SAC(旧CBB)
- LTSC(旧LTSB)
の違いをまとめると、次の通りです。
定義 | 主な利用者 | 特徴 | 対応エディション | |
---|---|---|---|---|
Windows Insider Preview Branch |
事前 検証用 |
Windows Insider Programを利用 している開発者や IT管理者など |
正式リリース前に いち早く新機能を 試せる |
|
Semi-Annual Channel Targeted (SACT) |
最新化 モデル |
個人ユーザー、 一部企業 ユーザー、 BYOD |
最新リリースが 自動的に適用 される |
Home、 Pro、 Education、 Enterprise、 Mobile |
旧名称 Current Branch (CB) |
||||
Semi-Annual Channel (SAC) |
企業向け 最新化 モデル |
企業・組織内 ユーザー |
リリース後、 しばらく時間を 置いてから 適用できる |
Pro、 Education、 Enterprise、 Mobile Enterprise |
旧名称 Current Branch for Business、 (CBB) |
||||
Long-Term Servicing Channel (LTSC) |
固定化 モデル |
基幹システム 利用端末、 特定用途端末など 特殊業務ユーザー |
機能アップ グレードを 適用しない |
Enterprise LTSB (要インストール) |
旧名称 Long Term Servicing Branch、 (LTSB) |
Semi-Annual Channel Targeted (SACT)
(旧 Current Branch、CB)とは
個人向け。
常にアップデートされて最新になります。
「CB」(Current Branch)は、Current Branch for Consumer(CBC)とも呼ばれ、常に最新リリースが自動で適用される提供モデルです。Windows 10 Homeを使っている個人のユーザーなどが利用可能な提供モデルは、この「CB」のみとなります。また、企業での利用においては、新しくリリースされた機能の内容や業務システム/アプリケーションとの互換性を検証するために、「CB」を使用する使い方もあります。
また、Windows 10では、機能アップグレードの配布サイクルをより短くするために、「Windows Insider Program」という手法が採用されています。Windows 10 の新しい機能の更新プログラムの開発中に、Windows Insider Program 参加者に対して、事前検証用の「Insiderプレビュービルド」が配布され、これに寄せられたフィードバックをもとに完成度が高められた正式ビルドがリリースされ、まずは「CB」として提供が開始されます。
・https://www.orixrentec.jp/it_helpful_info/detail.html?id=90
Semi-Annual Channel (SAC)
(旧 Current Branch for Business、CBB) とは
企業向け。
アップデート頻度は、SACTとLTSCの間です。
新しいビルドの検証のための猶予がほしい、より安定したビルドを待ちたいといった理由で、最新リリースの自動適用は避けたいという場合には「CBB」(Current Branch for Business)を利用します。Windows 10 Pro、Windows 10 Enterpriseでは、前述のとおり「アップグレードを延期する」をオンにしたり、グループポリシー設定を使用することで、「CB」から「CBB」への切り替えが可能です。「CBB」に設定されたPCは、機能アップグレードのリリース時に自動適用されることはなくなり、「CB」へのリリースから約4カ月にわたって適用が延期されます。また、「Windows Update for Business」で更新処理を管理すれば、さらに8カ月延期することも可能です。これにより、IT管理者が展開前に検証を行い、また、最新リリースが安定したうえで適用可能になります。
Long-Term Servicing Channel (LTSC)
(旧 Long Term Servicing Branch、LTSB) とは
基幹業務向け。
機能をアップグレードしません。
基幹業務システムなどのミッションクリティカルな用途、あるいは工場の制御システム、POS、ATMといった特殊業務・専門デバイスについては、最新機能の追加はあまり必要なく、むしろ、安定性を確保するために、OSに対する変更は極力行いたくないというケースも多々あるでしょう。そうしたニーズに対応するのが、「LTSB」(Long-Term Servicing Branch)という提供モデルです。
「LTSB」は、「CB」「CBB」からの設定変更はできず、ボリュームライセンスを通じてのみ購入可能な「Windows 10 Enterprise」向けに提供されるもので、しかも「Windows 10 Enterprise LTSB」のISOイメージをクリーンインストールする必要があります。
「LTSB」では、最初から機能制限が施されているうえ(Microsoft Edge、Cortana、Windows ストアなどは含まれない)、機能アップグレードを行わず、更新プログラムのみを適用できます。Windows 10 Enterprise LTSBは数年ごとにリリースされ、5年間のメインストリームサポートに加えて、5年間の延長サポートがあるため、10年間という長いライフサイクルが実現されます。
医療装置、販売時点管理システム、ATM を制御する PC などの専用システムでは、多くの場合、それらのシステムの目的に合うように、より長い期間のサービス オプションが必要です。 通常、これらのデバイスは 1 つの重要なタスクを実行し、組織内の他のデバイスほど頻繁に機能更新プログラムを適用する必要がありません。 これらのデバイスでは、ユーザー インターフェイスの変更など最新の状態を維持することよりも、可能な限り高い安定性と安全性を確保することが重要となります。 LTSC サービス モデルは、Windows 10 Enterprise LTSB デバイスが通常の機能更新プログラムを受信することを防止し、デバイスのセキュリティを最新の状態に保つ品質更新プログラムのみを提供します。 これを考慮しながら、Windows 10 Enterprise の LTSB クライアントで品質更新プログラムをすぐに利用できますが、お客様はサービス ツールのセクションで説明したサービス ツールの 1 つを使ってそれらを延期することを選択できます。
・https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/update/waas-overview
関連ページ:マイクロソフトの公式サイト
↓サービスとしての Windows の概要
・https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/update/waas-overview
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