HTMLメールとテキストメールの違い、設定、自動変換で改行される

ITで知っておくべき知識

2020.07.032020.06.27

HTMLメールとテキストメールの違いをまとめた。

HTMLメールとは

HTMLメールは、Webサイトの文字と同じく、画像を埋め込んだりフォントを豊富に利用できるメールです。

付属する情報が多い分、テキストメールよりもサイズは大きくなります。

開封率の確認が可能で、見た目綺麗なHTMLメールはメルマガやセミナーの案内などでよく使われています。

テキストメールとは、文字のみで構成されたメールです。

文字装飾とかフォントの変更は出来ませんが、その分、軽くなります。

少し前までは、ビジネスメールでは間違いが起こりにくいテキストメールが好まれていたようです。

HTMLの受信メールをテキスト形式に変換して受信するよう設定していると、1行ごとに無駄な改行が入って受信されてしまいます。

原因はタグの自動変換です。

HTML 形式で改行を行った場合、状況によって埋め込まれるタグが異なります。

通常は <P>、<DIV> または <BR> のいずれかが挿入されます。

<P> と <DIV> は段落を意味するものであり、テキストに変換される際には空白行が入ります。

<BR> はテキストに変換される際には通常の改行となるため、空白行が入りません。

HTML のスタイルの定義によっては <P> や <DIV> で前後の段落との間を空けないことが可能であり、そのようなスタイルで作成された HTML 形式のメッセージは、HTML で見ると空白行がないのにテキストで見ると空白行が挿入されるという状況になります。

作成の際に改行を Shift+Enter キーにすると <BR> が使われるので、この現象を回避することができますが、わざわざそんなことする人いませんよね。。

受信側で回避策はないため、改行が多いメールになってしまいます。

Outlookの場合、メール作成時の形式でHTML形式かテキスト形式かを選択できます。

ちなみにリッチテキストはHTMLメールの一種で、お手軽に書くことが可能です。

Gmailの場合、デフォルトはHTMLメールのようです。

「プレーンテキストモード」を選べばテキストメールになります。