このたび、電動ドリルを使ってFRP浴槽に穴を開けました。
穴を開けたと言うか、元々の穴を大きくしたのです。
こちらは、ワンプッシュ式排水栓のボタンのある穴。
元のサイズは直径3.8cm、厚みは0.7cm。
この穴を直径4.2cmに大きくしたい。
わずかな大きさだけど、そこはFRP (エフアールピー、Fiber Reinforced Plastics ) 。
「繊維強化プラスチック」と訳される通り、材質はとても固いので簡単には穴を大きく出来ません。
電動ドリルなら穴が開くかなぁと思ってやってみました。
電動ドリル (ブラックアンドデッカー) をコーナンでレンタル
いろいろ調べてみると、コーナンで電動ドリルと振動ドリルヘッドをレンタル出来ることが分かりました。
こちらがレンタルした電動ドリルです。
マルチエボ・ブラックアンドデッカー (Multi Evo Black & Decker) の電動ドリルです。
バッテリー式ではなくてコンセント方式のものを選びました。
こちらが電動ドリルに取り付けるアタッチメントである振動ドリルヘッド。
ブラックアンドデッカーのコード式ドリルは5,245円。
ブラックアンドデッカー マルチエボ ヘッドアタッチメントは3,511円。
両方買うと8,756円です。
↓ブラックアンドデッカー コード式 100V ボディ マルチツール本体 EAC800
↓ブラックアンドデッカー マルチエボ ヘッドアタッチメント 18V用 振動ドリル EHH183
高いとは思わないですが、コーナンだとレンタルで2泊3日で300円で借りることが出来ました。
たった300円。安いですね。
初心者におすすめの電動ドリルのおすすめはマキタ (Makita)
ちなみに、初心者におすすめの電動ドリルは、ブラックアンドデッカーではなくて日本のマキタ製ですのドリルです。
扱いやすく種類が豊富、安心の日本製です。
マキタ (Makita) という名前なら聞いたことある人も多いでしょう。
女性でも使える安心な小型ドリルのおすすめはこちら。
↓マキタ(Makita) 充電式ドライバドリル 10.8V 1.3Ah バッテリー2個付き DF030DWX
丸くて大きな穴を開けるホールソーの使い方
丸くて大きな穴を開けるには、ホールソーと言う器具を使います。
こちらはレンタルしてくれないので購入します。
ホールソーは材料によっていくつか種類があります。
- 木材なら「木工用ホルソー」
- アルミやプラスチックには「バイメタルホルソー」
- 鉄板や厚い鋼板には「超硬ホルソー」
- 面取りもできる「多段式ホルソー」
今回はバイメタルホールソーを選びました。
こちらが 42mmのバイメタルホールソーです。
↓ホールソー バイメタル 穴あけ ドリルビット 切削工具 鉄 アルミ 石膏ボード プラスチック 木材などに 切削直径42mm
ホールソーが1,050円なら安いか。
暴れないように穴を開ける
ホールソーの中心にはセンター軸があります。
穴をあけたいポイント中心にホールソーのセンタードリルを合わせたら、ドライバードリルのトリガーをゆっくりと引き、低速回転でセンター穴をあけていきます。
センターに先に穴が開いたら、そこを中心軸として大きな穴を開けることが可能になります。
今回はもともと開いている穴、しかも固いFRP素材に穴を開けるのでそこそこの工夫が必要です。
何もしないとドリルが暴れて穴を開けるのが難しいです。
木材を穴に当てるとよいと思ったですが固定するのが難しいです。
そこで固めの段ボールを使ってみます。
上から見たところ。
下から見たところ。
ドリルが回転しても段ボールがずれないようにします。
ブラックアンドデッカーの振動ドリルヘッドにバイメタルホールソーを取り付けて、穴を開けていきます。
最初は何度か暴れてうまく行かず。
段ボールも2重3重に固定してやり直し。
穴を綺麗に開けるコツは、中心軸を開けてそこからずれないように、ゆっくり暴れないように溝を掘っていくことです。
何度かしてようやく溝が掘れてきました。
こうなるともうドリルが暴れることはありません。
だんだん溝が深くなってきました。
少し中心位置がずれていますが気にしません。
そしてついに穴が開きました。
こちらが穴の固定に使った段ボール。
最後は3重ぐらいにして下を固定して穴を開けました。
この方法を思いつかなかったら、恐らく穴を開けることが出来なかったと思います。
穴を上から見たところ。
穴を下から見たところ。
この後、サンドペーパーで磨くと綺麗な直径42mmの穴となりました。
電動ドリルの初心者でも、コーナンで300円で借りることが出来ます。
一度レンタルしてから購入を検討してみるとよいでしょう。
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