複数のVR機器を一元管理する方法について調べてみました。
現在ある方法としてOculus for Businessがありますが、終了することもあって代替も出ているようです。
目次
複数のVR機器の一元管理で必要な機能
複数のVR機器を管理している場合、欲しい機能としては以下があります。
- アプリケーションがインストールされているかを一元管理
- 設定の一括管理
- OSの一括アップデート
- アプリケーションの一括アップデート
- 各端末のログ
- キオスクモード
キオスクモード (kiosk mode) とは
キオスクモードとは、多用途に利用できるパソコンやタブレットをあたかも専用端末であるかのように、1つの用途のみ利用できるようにするモードのことです。
VR機器をキオスクモードにすると、特定のアプリのみが起動するようになり、アプリを起動する手間が省けます。
複数のVR機器を一元管理する方法
複数のVR機器を一元管理する方法として以下の方法があります。
Oculus for Business (Quest for Business)
Metaの公式のビジネスソリューションです。
↓Oculus for Businessの公式サイトはコチラ
Oculus for Businessは2022年に終了し、2023年にQuest for Businessというサービスに移行する予定です。
ArborXR
ArborXRは、Meta Quest、Meta Quest 2 (Consumer、Business)、HTC Vive、Pico、Magic Leap、DPVRを一元管理することが可能なサービスです。
50台まで無料で管理可能で、現時点では最も導入しやすいサービスです。
↓ArborXRの公式サイトはコチラ
ExtendXR (HP)
ExtendXRはArborXRからライセンスされたサービスです。
IT会社大手のHP (ヒューレットパッカード) のサービスです。
↓ExtendXR (HP) のプレス発表はコチラ
・https://press.hp.com/us/en/blogs/2022/extendvr-makes-managing-vr-simple-secure.html
ManageXR
ManageXRは、ArborXRと同じくPico、Vive Focus 3、Meta Quest 2 (Consumer、Business)、Magic Leap 2を一元管理可能です。
無料プランがないので、ArborXRよりも少し敷居が高いです。
↓ManageXRの公式サイトはコチラ
VMWare Workspace ONE UEM
VMWare Workspace ONE UEMは、VMWareの端末一元化サービスです。
↓Workspace ONE 統合エンドポイント管理 (UEM) の公式サイトはコチラ
・https://www.vmware.com/jp/products/workspace-one/unified-endpoint-management.html
Meta Quest 2のConsumerを使う場合は、Workspace One Conquestを利用する必要があります。
↓Workspace ONE ConQuestの公式サイトはコチラ
・https://flings.vmware.com/workspace-one-conquest
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