この度、Kinect V2を買ってWindows 8.1パソコンに接続してみました。
買ったものと接続手順をまとめてみました。
目次
Kinect V1とKinect V2
Kinect V1は2012年発売、Kinect V2は2014年発売です。現時点で新たに購入するならKinect V2しか買う価値はないと思います。
Kinect V1 | Kinect V2 | |
カメラ 色 Color | 640x480 | 1920x1080 |
カメラ 深さ Depth | 320x240 | 512x424 |
fps | 30fps | 30fps |
遠い検出可能距離 | 4.5m | 4.5m |
近い検出可能距離 | 40cm | 50cm |
水平角度 | 57度 | 70度 |
垂直角度 | 43度 | 60度 |
チルトモニター | yes | no |
関節 | 20個 | 26個 |
人物スケルトン | 2人 | 6人 |
USB | 2.0 | 3.0 |
サポートOS | Windows 7以降 | Windows 8以降 |
両者はかなり異なっています。
動作要件、開発要件は以下の通りです。
Kinect V1 | Kinect V2 | |
OS | Windows 7以降 | Windows 8以降 |
開発環境 | Visual Studio 2010以降 .NET Framework 4 |
Visual Studio 2012以降 .NET Framework 4.5 |
USB | 2.0 | 3.0 |
CPU | Dural Core 2.66GHz以上 | Core i7 3.1GHz以上 |
メモリ | 2GB以上 | 4GB以上 |
グラフィック | Direct X 9.0c | DirectX 11.0 |
地味に重要で気を付けないといけないのが、Kinect V2はWindows 8以降、USB 3.0が必須となっています。
Kinect V2とWindows PC用アダプター
Xbox One Kinectセンサー
Kinect V2本体です。
思ったよりずっしり重い感じです。
箱を開けたところです。
最初は、Wiiのセンサーバー (RVL-A-SB) のようなものを想像していましたが、ずっしり重い。
65 x 250 x 82mm / 935g というのがカタログスペックです。
分解したらこうなるようです。
(https://www.ifixit.com/Teardown/Xbox+One+Kinect+Teardown/19725)
iFixitについては、壊れたiPhone, iPadを自分で分解して修理する iFixitをご覧ください。
値段は思ったより安いです。
Xbox One Kinect センサー用 Windows PCアダプター
Kinect V2とWindowsパソコンをUSB 3.0で接続するアダプターです。
箱はKinectセンサーとほぼ同じ大きさです。
中身はこんな感じです。
KinectセンサーとPCアダプターを接続してみたところです。
少し複雑に見えます。AC電源が必要になります。
アダプターは純正品しかありません。
Xbox One カメラ用TVマウントホルダー
こちらは、サードパーティ製のTVマウントホルダーです。
こちらがディスプレイの上に、TVマウントホルダーを使ってKinectセンサーを固定しているところです。
薄いディスプレイの上に固定するには、このTVマウントホルダーが必須になってきます。
Windows 8.1パソコンでKinect V2をテストする
Kinect for Windows SDK 2.0をダウンロードしてインストールします。
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=44561
からダウンロードします。
英語版しかないようです。
「Continue」を押します。
登録はここではしません。
ダウンロードを「実行」します。
ライセンスに同意します。
セットアップが開始されます。
セットアップが完了しました。
Kinect V2をパソコンに接続します。
コントロールパネルからデバイスマネージャを見てみます。
「Kinect sensor devices」⇒「WSF KinectSensor Interface 0」と認識されます。
SDK Browser(Kinect for Windows) v2.0を起動します。
メニューから「Kinect Configuration Verifier」を起動します。
これで、パソコン側がKinectに正常に対応しているかどうかがわかります。
「USB Controller」と「Verify Kinect Depth and Color Streams」だけ、ビックリマーク!(たぶん不明)ですが、あとは問題ないようです。
今度は「Kinect Studio」を起動して、左上の「Connect」を押してみます。
- Monitor Nui Body Frame
- Monitor Nui Body Index
- Monitor Nui Calibration Data
- Monitor Nui Depth
- Monitor Nui IR
- Monitor Nui Title Audio
- Monitor Nui Uncompressed Color
すべてにチェックが入って正常に認識されました。
Nuiとは、ナチュラルユーザーインターフェース(Natural User Interface)のことで、人間にとってより自然な・直感的な動作で操作可能な仕組みや方法のことです。
手のひらをグー、チョキ、パーと変更してみると色が変わるのがわかります。なんかすごい!
まとめ
個人的には、Windows 8以上、USB 3.0以上っていうハードウェア要件が意外にネックでしたが、パソコンさえ用意できればKinectとの接続は簡単でした。
最後まで読んでいただきありがとうござました。
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