Windows 7でIE8を仮想環境 (VirtualBox) で使う方法

Windows
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ブラウザ向けのプログラムを作っていると

Internet Explorer

Edge

Chrome

Firefox

Safari

で、動きが微妙に違うことがあります。

 

IE 11, Edge, Chrome, Firefox, Safari の間では、それぞれ個別にインストールしておけば、動作の確認テストできるので問題ありません。

ただ、ごくたまに、IE 8で動作確認してほしいという依頼があるので困ります。

 

IE 8は、2016年1月12にマイクロソフトによるサポートが終了したのですが、いまだに企業では、IE 8を使っているところはあるようです。

 

という訳で、Windows 7 or 8.1 or 10で、IE 8を動かす方法を調査してみました。

 

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Windows 7 でIE 8が動くのはプリインストールだけ

いろいろと調査してみると、

Windows 7で、IE 8が動くモデルは、IE 8がプリインストールされていたモデルだけのようです。

Windows 7 に IE 8が、初期インストールされていた場合、IE 9, IE 10, IE 11にアップグレードしていても、コントロールパネルの「プログラムのアンインストール」から、新しいIEを削除していけば、初期のIE 8に戻せるようです。

 

Windows 7 にIE 9が初期インストールされていた場合は、残念ながら、IE 8に戻すことは出来ません。

 

 

 

ちなみに、私のWindows 7のパソコンでは、初期インストールの IE が IE11 でした。

無理やり、MSDNなどで入手した IE 8のセットアッププログラム iesetup.exe を実行すると以下のようにエラーになります。

 

Internet Explorer 8はこのオペレーティングシステムではサポートされていません。

 

 

では、どうすれば、IE 8を簡単に動かすことができるのでしょうか。

 

IE 動作確認用の仮想マシン (VirtualBox、VMware)

いろいろと調べてみると、

マイクロソフトの公式サイトから、IE8からIE11までをテスト出来る、OSとブラウザがセットになったVirtualBoxまたはVMware、HyperV, Vagrant などがダウンロードできるようです。

 

なんと便利な!

 

以下のURLを使います。

https://developer.microsoft.com/en-us/microsoft-edge/tools/vms/#downloads

 

 

 

ダウンロード可能な仮想マシンの種類は以下の通りです。

Windows 7 + IE8

Windows 7 + IE9

Windows 7 + IE10

Windows 7 + IE11

Windows 8.1 + IE 11

Windows 10 (15.15063) + Edge

Windows 10 (16.16215) + Edge

 

 

 

ダウンロード可能なプラットフォームは以下の通りです。

VirtualBox

Vagrant

HyperV

VPC

VMware

Parallels (Mac)

 

という訳で、VirtualBoxでWindows 7 +  IE8を起動してみました。

VirtualBoxでWindows 7 +  IE8 を起動

 

まず、以下のURLから、Oracle の VirtualBoxをダウンロードしてインストールしておきます。

http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/virtualbox/downloads/index.html?ssSourceSiteId=otnjp

 

Windowsの場合、Windowsインストーラーを使うとよいでしょう。

 

その後は、先ほどのマイクロソフトのサイト

https://developer.microsoft.com/en-us/microsoft-edge/tools/vms/#downloads

から、VirtualBox版の「Windows 7+IE8」をダウンロードします。

 

 

ダウンロードしたファイルは、VirtualBoxのイメージそのものなので、インポートします。

 

 

インポート完了後、そのまま起動します。

 

英語版のみなのが、唯一の難点ですが、あっという間にインストール出来てIE8のテスト環境が出来ました。

 

 

 

それでは早速使ってみましょう。

VirutalBoxの仮想環境ですが、

「フルスクリーンモード」 Host+F を押すと、デスクトップがフルサイズで仮想環境に置き換わります。

 

「シームレスモード」 Host+L を押すと、仮想環境の個々のアプリケーションがそのまま、親OSのデスクトップに現れます。

シームレスモード、分かりにくいかもしれませんが、とても便利なんですよ。

 

 

これは、「シームレスモード」で IE8 を実行している画面です。

IE8 とWindowsのタスクバーが、仮想環境のものですが、あたかも親OSと一体化しており、どちらが、仮想環境で、どちらが親OSかわからないぐらいです。

 

これは便利!

使いやすいです!

 

ちなみに、Hostキーは、右側のコントロールキーに割り当てられています。

 

 

 

このVirtualBoxの仮想環境ですが、マイクロソフトから提供されているので安心ですね。

ただし、最初にアクティベーションしてから30日間有効で、30日間経過すると、再度、アクティベーションが必要な様です。

運用で使うものではなくて、あくまでテストで使うものです。

 

 

仮想環境でWindows を使うには

 

↓仮想環境でWindowsを使うには

お名前.com デスクトップクラウド for Windowsアプリ

 

 

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