エクセル 関数かんたん使い方 (if, vlookup, sumif, カウント) (Excel 2010, 2013, 2016)

エクセルには、四則演算(加算, 減算, 乗算, 除算)、比較演算子(>, =, <) などがありますが、関数を知っておくと便利なことができます。

エクセルには数百個の関数があり、全部覚える必要はありません。

ここで紹介するたった11個を覚えるだけで、随分と使えるようになりますよ。

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IF関数 条件により振り分ける

使い方

IF(条件, TRUE の処理)

条件を満たすときはTRUE の処理を返します。満たさないときは FALSE を返します。

IF(条件, TRUE の処理, FALSE の処理)

条件を満たさないときはFALSE の処理を返します。

引数「条件」 条件を比較演算子を使って指定します。
引数「TRUE の処理」 引数「条件」を満たすときに返す値を指定します。数値、文字列、セル参照、関数などを指定できます。
引数「FALSE の処理」 省略できます。省略すると FALSE を返します。
引数「条件」を満たさないときに返す値を指定します。数値、文字列、セル参照、関数などを指定できます。

引数「条件」に使用できる比較演算子には次のものがあります。

演算子 演算名 使用例 結果
= 等しい 1=2 False
<> 等しくない 1<>2 True
> 大きい 1>2 False
< 小さい 1<2 True
>= 以上 1>=2 False
<= 以下 1<=2 True

使用例

=IF(B3=”Yes”,1,2)

上の例では、セル C3 の意味は次のようになります。

IF(B3 = Yes の場合は 1 を返し、それ以外であれば 2 を返します)

VLOOKUP関数の使い方

Excel(エクセル)のVLOOKUP関数は、指定された範囲の 1 列目(一番左端の列)で値を検索し、その指定範囲内の別の列の同じ行にある値を返します。

検索データが横方向(行)の場合は、HLOOKUP関数を使用します。

項目 詳細
書式 VLOOKUP(検索値, 範囲列番号検索の型)

検索値
(必須)

検索する値またはセル参照を指定します。

範囲
(必須)

2 列以上のセル範囲を指定します。
ここで指定した範囲の左端の列で検索値を検索します。

列番号
(必須)

目的データが入力されている列番号を指定します。

重要:範囲の左端の列が 1 になり、次の列が 2 になります。

検索の型
(省略可)

検索値の検索方法を TRUE(近似値)か FALSE(完全一致)で指定します。省略するとTRUEとして処理されます。

TRUE の場合範囲の左端の列にあるデータを、昇順に並べ替えておく必要があります。昇順になってない場合、正しい結果が求められません。検索値が見つからない場合は、検索値未満の最大値が使用されます。

FALSE の場合データの並べ替えは必要なく、検索値が文字列の場合にワイルドカードが使用できます。検索値を完全に一致するデータが無い場合エラー値「#N/A」が返されます。

VLOOKUP関数の使用例

=VLOOKUP("いちご", A2:C63,FALSE) 結果
900
説明 商品名から「いちご」を検索して、いちごの値段を調べます。

VLOOKUP関数の「近似値検索」

=VLOOKUP(50, A2:B6, 2,TRUE) 結果
数学
説明 検索値「50点」が範囲内に無いため、「50点」未満の最大値である「43点」が検索値と使用されます。点数は予め昇順で並べ替えておく必要があります。

=VLOOKUP(65, A2:B6, 2,FALSE) 結果
#N/A
説明 検索の型をFALSE(完全一致)にすると、検索値「65点」が範囲内に無いためエラー値が返されます。

SUM関数の使い方 (合計)

Excel(エクセル)のSUM関数は、セル範囲に含まれる数値をすべて合計します。

項目 詳細
書式 SUM(数値 1, 数値 2...)

数値 1
(必須)

集計を計算する数値または範囲を指定します。範囲指定の場合、その中に含まれている数値だけが計算対象となります。

重要:エラー値または数値に変換できない文字列を引数に指定すると、エラーになります。

数値 2
(省略可)

数値1以外に加算する数値または範囲がある場合に指定します。

SUM関数の使用例

=SUM(B2:B6) 結果
319
説明 5教科の合計点数を計算します。

SUM関数「直接数値を計算する」

=SUM(100,500,300,80) 結果
980
説明 100+500+300+80を実行します。

PRODUCT関数の使い方 (掛け算)

Excel(エクセル)のPRODUCT関数は、引数として指定されたすべての値の積(掛け算)を求めます。

項目 詳細
書式 PRODUCT(数値 1, 数値 2...)

数値 1
(必須)

積(掛け算)を計算する最初の数値または範囲を指定します。

重要:範囲内の数値以外は無視されます。

数値 2
(省略可)

積(掛け算)を計算する 2 番目以降の数値または範囲を指定します。

PRODUCT関数の使用例

=PRODUCT(A2:A6) 結果1,800
説明 範囲の数値をすべて掛け算します。

=PRODUCT(A2:A6,2) 結果3,600
説明 範囲の数値をすべて掛け算した後に×2します。

QUOTIENT関数の使い方 (割り算)

Excel(エクセル)のQUOTIENT関数は、除算(割り算)の商の整数部を返します。商の余り (小数部) を切り捨てる場合に、この関数を使用します。

項目 詳細

書式

QUOTIENT(分子, 分母)

分子
(必須)

被除数 (割られる数) を指定します。

分母
(必須)

除数 (割る数) を指定します。

QUOTIENT関数の使用例

=QUOTIENT(A2,C2) 結果
3
説明 割り算を計算し整数部を求めます。余りを求めたい場合はMOD関数を使用します。

QUOTIENT関数「直接数値を計算する」

=QUOTIENT(123.4,2) 結果
61
説明 123.4÷2を計算し整数部を求めます。

MOD関数の使い方 (割り算のあまり)

Excel(エクセル)のMOD関数は、数値を除数で割ったときの余りを返します。計算結果は除数と同じ符号になります。

項目 詳細
書式 MOD(数値, 除数)

数値
(必須)

割り算の分子となる数値を指定します。

除数
(必須)

割り算の分母となる数値を指定します。

MOD関数の使用例

=MOD(A2,C2) 結果
1
説明 割り算を計算し余りを求めます。商(整数部)を求めたい場合はQUOTIENT関数を使用します。

MOD関数「直接数値を計算する」

=MOD(10,-3) 結果
-2
説明 10÷-3を計算し余りを求めます。符号は除数と同じ「-」になります。

=MOD(-10,3) 結果
2
説明 -10÷3を計算し余りを求めます。符号は除数と同じ「+」になります。

COUNTIF関数の使い方 (カウント)

Excel(エクセル)のCOUNTIF関数は、ある範囲に含まれるセルのうち、指定された単一の検索条件に一致するセルの個数を返します。

項目 詳細
書式 COUNTIF(範囲, 検索条件)
範囲
(必須)
カウントする 1 つ以上のセルで、数値か範囲を指定します。

検索条件

(必須)

計算の対象となるセルを定義する条件を数値、式、セル範囲、または文字列で指定します。

重要:数値以外の場合は、「 " 」で囲みます。

COUNTIF関数の使用例

=COUNTIF(A2:A6, "フルーツ") 結果
3
説明 分類が「フルーツ」になっているものの個数を計算します。

COUNTIF関数「式を使った検索」

=COUNTIF(C2:C6,"<600") 結果
2
説明 金額が600円未満の個数を計算します。

COUNTIF の更なる使い方は以下をご覧ください。

エクセル COUNTIF は条件に一致するセルを数えてカウント、複数、重複も (Excel 2013, 2016)
COUNTIF 関数 (統計関数の1つ) は、1つの検索条件に一致するセルの個数を返します。 たとえば、特定の市が顧客...

SUMIF関数の使い方 (カウント)

Excel(エクセル)のSUMIF関数は、指定した条件を満たす範囲内の値を合計します。

項目 詳細
書式 SUMIF(範囲, 条件合計範囲)

範囲
(必須)

条件によって評価するセル範囲を指定します。各範囲のセルには、数値か、数値を含む名前、配列、または参照が含まれている必要があります。空白と文字列は無視されます。

検索条件
(必須)

計算の対象となるセルを定義する条件を、数値、式、セル範囲、文字列、または関数で指定します。

重要:数値以外の場合は、「 " 」で囲みます。

合計範囲
(省略可)

範囲引数で指定したセル以外のセルを加算する場合は、加算する実際のセルを指定します。合計範囲を省略すると、範囲で指定したセル (条件が適用されるセル) が加算されます。

SUMIF関数の使用例

=SUMIF(A2:A6,"野菜",C2:C6) 結果
1,200
説明 分類が野菜になっているものすべての金額を合計します。

SUMIF関数「合計範囲の省略」

=SUMIF(C2:C6,">=750") 結果1,800
説明 金額が750円以上のものを合計します。

AVERAGE関数の使い方

Excel(エクセル)のAVERAGE関数は、引数の算術平均値を返します。

項目 詳細
書式 AVERAGE(数値 1, 数値 2...)

数値 1
(必須)

平均を求める 1 つ目の数値、または範囲を指定します。

重要:範囲内の数値以外は無視されます。

数値 2
(省略可)

数値 1以外に平均を求めたい数値、または範囲がある場合に指定します。

AVERAGE関数の使用例

=AVERAGE(B2:B6) 結果
65.25
説明 5教科の平均点を計算します。欠席した英語は平均の計算から除外されます。英語も含む平均を計算する場合はAVERAGEA関数を使用します。

AVERAGE関数「直接数値を計算する」

=AVERAGE(100,500,300,80) 結果
245
説明 (100+500+300+80)÷4を実行します。

MAX関数の使い方

Excel(エクセル)のMAX関数は、引数リストに含まれる数値の中で最大値を返します。

項目 詳細
書式 MAX(数値 1, 数値 2...)

数値 1
(必須)

最大値を求める 1 つ目の数値、または範囲を指定します。

重要:範囲内の数値以外は無視されます。

数値 2
(省略可)

数値 1以外に最大値を求めたい数値、または範囲がある場合に指定します。

MAX関数の使用例

=MAX(B2:B6) 結果
80
説明 5教科の中で一番点数の高い値を求めます。文字列「欠席」は無視されます。一番小さい点数を求めたい場合はMIN関数を使用します。

MAX関数「論理値、文字列を含むリストの最大値」

=MAX(B1:B4) 結果
-2,007
説明 数値以外の値はすべて無視されるため、「-2,007」が最大値として返されます。論理値及び文字列を計算に含めたい場合はMAXA関数を使用します。

=MAX(B2:B4) 結果
0
説明 引数の中に数値が含まれていない場合、MAX関数の計算結果は 0 となります。

MIN関数の使い方

Excel(エクセル)のMIN関数は、引数リストに含まれる数値の中で最小値を返します。

項目 詳細
書式 MIN(数値 1, 数値 2...)

数値 1
(必須)

最小値を求める 1 つ目の数値、または範囲を指定します。

重要:範囲内の数値以外は無視されます。

数値 2
(省略可)

数値 1以外に最小値を求めたい数値、または範囲がある場合に指定します。

MIN関数の使用例

=MIN(B2:B6) 結果
43
説明 5教科の中で一番点数の小さい値を求めます。文字列「欠席」は無視されます。一番高い点数を求めたい場合はMAX関数を使用します。

MIN関数「論理値、文字列を含むリストの最小値」

=MIN(B1:B4) 結果
2018
説明 数値以外の値はすべて無視されるため、「2018」が最小値として返されます。論理値及び文字列を計算に含めたい場合はMINA関数を使用します。

=MIN(B2:B4) 結果
0
説明 引数の中に数値が含まれていない場合、MIN関数の計算結果は 0 となります。

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