Oculus Questでキャスト、映像配信に失敗するので、有線でscrcpyを使ってPCにミラーリング

Oculus Questで無線のキャストは結構失敗します。

そこで有線ケーブルでWindows上でscrcpyを使ってミラーリングしてみました。

Oculus Questのキャスト、ミラーリング

Oculus Questはデフォルトで、キャスト (ミラーリング) の機能を持っています。

キャストは、ミラーリング、画面共有、ライブストリーミングとも呼ばれます。

Oculus Questのメニュー

シェア⇒キャスト

で実行します。

キャストの相手は

です。

ヘッドセットのミラーリングで一覧に表示されます。

キャストを行うと、相手側にVRで見ている映像が配信され、ヘッドセットで何を見ているか共有できます。

VRヘッドセットを装着すると基本一人の世界に入ってしまう訳で、キャストの機能がないと複数人で情報を共有できません。

したがって、特にビジネス用途ではキャスト機能が必須となります。

Oculus Questのキャスト機能は無線を使っているためか、よく失敗します。

失敗すると以下のエラーが表示されます。

ライブストリーミングエラー

エラーが発生しライブストリーミングが停止しました

この場合、再接続してもほとんどの場合、復活しません。

Oculus Quest本体か、配信側のiPad等を再起動して初めて元通り、キャスト可能となります。

失敗しないキャスト方法として、

有線で、Windowsパソコンでscrcpy を使う方法があります。

やり方は次の通りです。

scrcpyのWindows版をダウンロードします。

以下のサイトを開き

Windowsのバイナリをダウンロードします。

scrcpyを実行するには、zipを展開し、scrcpy.exeを実行するだけです。

Oculus QuestをWindowsパソコンに有線ケーブルで接続します。

有線ケーブルはOculus Quest付属のものを使うとよいでしょう。

開発者モードにしておかないと、Oculus Questを認識してくれないかもしれません。

Windows PowerShellから以下を実行します。

1	>./scrcpy.exe

デフォルトでは左右の目に映る画像がそのまま表示されます。

単眼で表示するには、以下のオプションを入れて実行します。

1	>./scrcpy.exe --crop 1440:1600:0:0

この方法なら、有線なのでキャストに失敗することはないか。

デモなんかで安心して使えます。