マイクロソフト ホロレンズ(Microsoft HoloLens) とは何か?スペック、価格、MRとは?

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VR元年と言われた2016年、VR関連の製品では様々な発表がありました。

 

主なものでは、Oculus Rift、HTC Vive、PlayStation VRの発売、Google VR Daydreamの発表など。

主なVRデバイスについては以下にまとめました。

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そんな中で、IT界の巨人、マイクロソフトから、MR機器ホロレンズ(HoloLens)を日本でも発売すると発表がありました。

 

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マイクロソフト ホロレンズ (Microsoft Hololens)とは

 

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(米国のマイクロソフト公式サイト)

 

マイクロソフト ホロレンズは、マイクロソフトのMRデバイスです。

MRはARとVRの両方の要素を持ったデバイスです。

 

米国での開発キットは3,000ドルです。

日本円にして約30万円です。

 

あの一時期話題になって、その後、取りやめになった Google Glass にも似た感じですが、どんなスペックなんでしょうか。

 

ホロレンズ(HoloLens)のスペック

マイクロソフトのホロレンズのスペックは次の通りです。

項目
OS Windows 10.0.11802.1033(32-bit)
CPU Intel 1.04GHz駆動 64-bit クアッドコア Atom x5-Z8100
GPU / HPU Hololens Graphics
専用ビデオメモリ 114MB
共有システムメモリ 980MB
RAM 2GB
ストレージ 64GB
アプリメモリ使用上限 900MB
バッテリー 16,500mAh
画素数 静止画 2.4MP(2048×1152)
動画 1.1MP(1408×792)
映像フレームレート 30fps
質量 579g

 

ホロレンズは約30万円します。

理由はGPU付きのパソコン本体だからですね。

 

 

GPU付きのゲームPCを買って、VRのヘッドセットHTC Viveを買うと、足すと約30万円ぐらいします。

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そんな状況をふまえて比較すると、パソコンとの接続ケーブル類がごちゃごちゃするハイエンドVRに比べると、ホロレンズはかぶるだけで使えるのでスッキリとしますね。

 

ホロレンズ日本ではいつ発売?価格は?

マイクロソフトの発表は次の通りです。

 

日本マイクロソフト株式会社は、Windows 10を搭載した世界初の自己完結型ホログラフィックコンピューター「Microsoft HoloLens」を日本の開発者および法人のお客様向けに提供することを決定し、2016年内中にはプレオーダーを開始することをお知らせします。

Microsoft HoloLensにより、現実の目の前の世界と、3Dのホログラムの世界を融合させたMixed Reality(複合現実)が実現することで、これまでにない新しいデジタル体験やコラボレーション、働き方の可能性が一気に広がります。

詳細は今後順次発表していく予定です。

 

 

 

さて、日本では、一般に発売されるのは来年春以降でしょうか?

⇒ 2017年1月18日に発売になりました。

 

価格は恐らく30万円以上になると思われます。

 

 

 

アマゾンでは並行輸入品が40万円ほどで売っていますが、こちらは日本語が使えません。

 

 

追記:日本では2017年1月18日に開発者向けに発売

日本では、2017年1月18日に開発者向けに発売されました。

 

HoloLens 2 - 価格とオプション | Microsoft HoloLens
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から購入することが出来ます。

 

Development Edition 、333,800円

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Commercial Suite 、555,800円

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新しいものが好きな人に向いていますね。

 

AR、VR、MRとは? その違い

ホロレンズの説明の前に、AR、VR、MRの違いをまとめます。

一言で言えば以下の通りです。

 

AR(Augmented Reality、オーグメンテッドリアリティ、拡張現実):

現実世界にデジタルの情報を付与する

 

VR( Virtual Reality、ヴァーチャルリアリティ、仮想現実):

仮想世界(もしくはデジタル化された現実世界)をあたかもそこにあるかのように体験できる

 

MR(Mixed Reality、ミックストリアリティ、複合現実):

仮想世界を現実世界に重ねあわせて体験できる

 

 

以下のように説明しているサイトがありました。

 

 デバイス名 内容
AR 現実世界にデジタルコンテンツレイヤーを重ね合わせて表示したもの。位置情報やマーカーなどに反応してコンテンツを表示したりする。セカイカメラなどはARの代表的な例
MR デジタルコンテンツが現実世界に組み込まれたように表示する。例えば机の脚の向こうにあるデジタルコンテンツは、机の脚の部分だけ隠れて見えないような処理を行う。ARよりも、より現実世界の影響をデジタルコンテンツ側が受けるといった感じだろう
VR フルCGまたはビデオ映像などで、ユーザーを別の時空に配置する。つまり、実際の周りの環境を隠ぺいするようにデジタルコンテンツで置換することになる

http://www.buildinsider.net/small/hololens/01 )

 

ARのサンプル例

AR技術を使った「動く教科書」例です。

 

 

 

VRのサンプル例

こちらは、HTC Viveを使ったVRのソフトLabsの「Robot Repair」(ロボットの修理)のサンプル動画です。

 

 

 

HTC Viveについては以下にまとめました。

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MRのサンプル例

マイクロソフトのホロレンズは、ARでもVRでもなくて、Mixed Reality=MRと言われる新しいデバイスです。

MRは、現実の世界に仮想のモノを投影します。

 

 

 

VRはヘッドセットを使って完全没入する点でARやMRとは異なることは理解できると思います。

 

ARとMRは似ていますが、MRはARよりも高機能、高品質と考えてよいでしょう。

現時点ではARを実装しているデバイスはスマホが多いようです。

 

 

世界初のMRデバイス?は、今回発表となるマイクロソフトのホロレンズです。

 

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