Windowsパソコンのドライブって何でCドライブから始まるのでしょうか?
ドライブレターとは
Cドライブ等のアルファベットのことをドライブレターと呼び、言わば接続されたデバイスの識別IDを指しています。
ドライブレターはWindows OSで採用されていますが、MacOS、iOS、Android、Linux等のOSでは採用されていません。
ドライブレター Cドライブの歴史
パソコンのHDDドライブがCドライブである理由は、現在のWindowsパソコンの元祖であるIBM PCが1981年に発売された当時にさかのぼります。
IBM PCについては以下をご覧ください。
1981年当時はハードディスクドライブ (HDD) が高価で使用できず、フロッピーディスクを外部記憶装置として使っていました。
当時のオペレーティングシステムである、マイクロソフトのDOSは、フロッピーディスクを1個接続すると、Aドライブ、2個接続するとBドライブとして認識していました。
その後、HDDがIBM PCに接続可能となり、HDDを接続するとCドライブとして認識出来るようになりました。
このようにして、Cドライブがハードディスクのドライブになった訳です。
今でも、USB形式のフローピーディスクドライブは販売されており、Windowsパソコンに接続すると、Aドライブとして認識します。
今ではほとんど見ませんが、フロッピーディスクは、2HD形式で1.44MBの容量があります。
日本のNECのパソコンPC-9800では、起動ドライブがA
ちなみに、1980年代から1990年代の前半まで、日本のデファクトスタンダードだったパソコンであるNECのPC-9800シリーズでは、ドライブレターに対する少し仕様が異なります。
IBM PCのドライブレターが変わらないのに対して、NECのPC-9800では、起動デバイスのドライブレターがAになるという仕様だったために、フロッピーディスクドライブ起動時とハードディスク起動時では、ハードディスクのドライブレターが変わるという少し混乱する仕様となっていました。
もう誰も使わないからいいけれど、なんでこんな仕様になったんだろうか。。。?
ドライブレターの最大値は Zまで
Windows パソコンのハードディスクがCドライブだった場合、USBメモリを接続するとDドライブとして認識されます。
そして、さらにもう1個 USBメモリを接続するとEドライブとして認識されます。
その後、F、G、Hと続き、最大Zドライブまで認識可能です。
それ以上は指定できません。
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