古き良きIBMのメインフレーム関連の製品、用語で思い出せるものを書いてみる。
目次
MVS(Multiple Virtual Storage)とは?意味、z/OS
MVSは、 Multiple Virtual Storage(多重仮想記憶)のことです。
読み方は、エムブイエス。
IBMのメインフレーム用オペレーティングシステム(OS)の1つ。
MVSは、1964に発表のOS/360の後継で、MVS/SE、MVS/SP、MVS/XA、MVS/ESAとかいろいろある。
MVSは、OS/390に受け継がれ、その後は、z/OSとか呼ばれるようになった。
z/OSが現在の最新版。
VM (Virtual Machine) とは?z/VM
VMは仮想機械(Virtual Machine)のことです。
読み方は、ブイエムです。
IBMのメインフレームのOSであり、世界初の仮想化OSだとか。
CMS (Conversational Monitor System)っていうユーザーインターフェースというか対話システムで操作する。
CMSでは、エディタであるXEDITや、スクリプト言語のREXXを持っている。
VMは、VM/CSS、VM/370、VM/SE、VM/XA、VM/ESAなどを経て、z/VMが現在の最新版です。
VSE (Virtual Storage Extended)とは
VSEは、Virtual Storage Extendedのことです。
読み方は、ブイエスイーです。
IBMのメインフレームのOSです。
VSEは、DOS (ディスクオペレーティングシステム) と呼ばれることもありますが、1980年代以降のPC DOSやMS-DOSとは無関係です。
IBMメインフレームの中規模システム用OSであり、信頼性、可用性、保守性(RAS)が高いとされ、製造・金融・流通・運輸などの中規模システムなどで使用されています。
DOS/360として登場し、DOS/VSE、VSE/ESAなどを経て、最新版は、z/VSEです。
IBM 3270とは?エミュレータ
IBM 3270(3270端末、さんにーななまるたんまつ)とは、IBMメインフレーム機とのコミュニケーションに使われる、1972年に生まれたコンピュータターミナルの表示装置サブシステムです。
IBMの3270端末は、背景が黒で、文字が緑色です。
画像出典:http://www.arteceed.net/?p=607
画面サイズは、確か縦24 x 横80文字だったような。
この端末エミュレーターは、キャラクターベースだったのでフルスクリーンエディターは起動できなかったと思う。
CICS(Customer Information Control System)とは
CICS (Customer Information Control System) は、IBMが開発・販売している、メインフレームを中心としたトランザクション処理用のミドルウェアです。
CICSの読み方は、シーアイシーエス、またはキックスです。
z/OSのような大規模なOSは、ダイレクトでアプリケーションは作らず、CICSのようなミドルウェアに任せてというか、連携してアプリケーションを設計します。
IMS (Information Management System) とは
IMS (Information Management System) は、IBMが開発・販売する、メインフレーム専用のデータ管理システム。
IMSの読み方は、アイエムエスです。
今で言う所のデータベースです。
IMSは、MVSやz/OSでのみ動作します。
IMSは、DB2やOracle、SQL Serverなどのリレーショナルデータベースと異なり、階層型のデータベースです。
EBCDIC (Extended Binary Coded Decimal Interchange Code) とは
EBCDIC (Extended Binary Coded Decimal Interchange Code)はIBMにより定義された8ビットのコード化文字セットである。
EBCDICの読み方は、エビシディックです。
UNIXで標準のEUC、パソコンで標準のシフトJISなどと共に代表的な文字コードであり、それぞれの文字コード間では変換プログラムにより変換を行います。
EBCDICは、アルファベットの文字コードが連続していないので、プログラムから扱いにくい文字コードでした。
コメント