DLNA、DTCP-IPとは?レグザテレビ、フリーソフト、アプリ

ITで知っておくべき知識
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レグザのテレビをREGZA 32R1から50M530Xに買い替えました。

32R1でハードディスクに録画していた番組データを50M530Xに移行しようとして調べてみて、よく耳にするキーワードDLNA、DTCP-IP等についてまとめてみました。

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DLNAとは

DLNA (Digital Living Network Alliance) は、家電、モバイル、およびパーソナルコンピュータ産業における異メーカー間の機器の相互接続を容易にするために2003年6月に結成された非営利業界団体(米国、オレゴン州) であり、同団体が提唱するガイドラインです。

非営利団体であるDLNAそのものは、2017年1月5日に解散しました。

認証サービスはスパイアスパーク・インターナショナル社に引き継がれているようです。

 

DLNAの読み方は、ディーエルエヌエーです。

 

日本のメーカーでは、ソニー、DigiON、東芝、パナソニック、アイ・オー・データ、バッファロー、日立製作所、シャープ等の大手家電メーカーがDLNAを採用した製品を販売しています。

DTCP-IPとは

DLNAとセットでよく耳にするのがDTCP-IPです。

DTCP (Digital Transmission Content Protection) は、ホームネットワーク/パーソナルネットワーク内で、コピー防止に使用される暗号化の技術です。

DTCPは、USB、MOST、Bluetooth、IEEE1394 (FireWire,i.LINK)、WirelessHD、IPの各種プロトコル上で実現されていますが、特にIPで実現されているDTCPをDTCP-IPと呼びます。

DTCP-IPはDLNAと共に使用され、家庭内の孫コピーの禁止された地上デジタル/BSデジタル/CSデジタルの映像配信に使用されています。

 

DTCP-IPの読み方は、ディーティシーピーアイピーです。

DTCP-IPムーブ送信・DTCP-IPムーブ受信

著作権のあるデジタル放送録画の自機外へのダビングは、このDTCP-IPという暗号化技術を利用してLAN経由で行います。

送信側は「DTCP-IPムーブ送信」機能と言い、これが東芝で言う「レグザリンク・ダビング」です。

他方、これを受け取るほうは「DTCP-IPムーブ受信機能」と言い、「DTCP-IPムーブ送信」で再暗号化されたコンテンツをLAN経由で受け取ります。

 

さて、TVには「DTCP-IPムーブ受信機能」がありません(唯一、三菱LEALのLS1シリーズはあることになっていた)。

SeeQVault出ない場合、TVのUSB HDDに録画して再生できるのは、自機で受信したデジタル放送のみです。

DTCP-IP対応のDLNAサーバーになれる機器

DTCP-IP対応のDLNAサーバーになれる機器は、DLNAサーバーの機能を搭載しているテレビ、レコーダー、そしてNASです。

テレビ、レコーダーについては、テレビ番組を扱うものなので、DLNAサーバーの機能を持っていれば、DTCP-IPに対応しています。

 

NASについては、すべての機種ではなくて、DTCP-IP対応のDLNA機能を持ったものです。

具体的には、バッファローのLinkStationは、DLNA DTCP-IPに対応しています。

↓BUFFALO NAS スマホ/タブレット/PC対応 ネットワークHDD 4TB LS510D0401G

 

SynologyのNASの場合、

メディアサーバーというフリーのアプリをインストールすれば、DLNAサーバーになります。

https://www.synology.com/ja-jp/dsm/packages/MediaServer

 

更に、有料ソフトのsMedio DTCP MoveをインストールするとDTCP-IP対応になります。

https://www.synology.com/ja-jp/dsm/packages/sMedioDTCPServer

 

ソニーのnasneもDLNA DTCP-IPサーバーです。

DTCP-IP対応のDLNAクライアント (プレイヤー) になれる機器

DTCP-IP対応のDLNAクライアントになれる機器は、DLNAクライアント機能を搭載しているテレビ、レコーダー、そしてパソコンです。

 

パソコンの場合、PC TV Plus等の有償ソフトウェアをインストールする必要があります。

SeeQVault とは

SeeQVault対応のHDDを使うと、録画した番組を他の機種に持ち出すことが可能になります。

https://urashita.com/archives/28418

PC TV Plus とは?使い方、インストール

PC TV Plusは、ソニーが開発したパソコンでテレビを見ることが出来る視聴アプリです。

DLNA DTCP-IPサーバーがLANに存在すれば、ネットワーク経由でテレビを視聴できます。

また、SeeQVaultに録画した番組を視聴することも可能です。

 

↓PC TV Plusの使い方、インストールなど公式サイトはコチラ

https://www.sony.jp/software/store/products/pctv-plus/

 

さらに、PC TV Plus アドバンスドパックを使うと、DLNA DTCP-IPサーバーになれます。

↓PC TV Plusアドバンスドパックの公式サイトはコチラ

https://www.sony.jp/software/store/products/pctv-plus-adv/

 

DiXim SeeQVault Server /  DiXim SeeQVault Play とは

デジオンは、DiXiM SeeQVault Server・DiXim SeeQVault Play 等のソフトを販売しています。

 

DiXiM SeeQVault Serverは、DLNA DTCP-IPサーバーをパソコンに構築するソフトウェアです。

↓DiXiM SeeQVault Serverの公式サイトはコチラ

https://www.digion.com/sites/seeqvault-server/

 

DiXiM SeeQVault Serverは、DLNA DTCP-IPクライアントです。

機能はほぼ、PC TV Plusと同じ。

↓DiXiM SeeQVault Playの公式サイトはコチラ

https://www.digion.com/sites/seeqvault-play/

 

sMedio DTCP MOVE とは

sMedio DTCP MOVEは、NASに対してDLNA DTCP-IPサーバーの機能を付加するソフトウェアです。

高性能なプロセッサーと大容量のハードディスクを搭載できるNASデバイスは、データのバックアップ、共有など様々な用途に活用することが可能です。sMedio DTCP MOVEは、レコーダー、TV、セットトップボックスなどで録画したTV番組を、NASデバイスにバックアップ(ダビング)して管理することができる、NASデバイス向けアプリケーションです。録画機器とNASデバイスをLANに接続することで、NASデバイスを大容量の録画コンテンツ保存先にすることができます。

 

↓sMedio DTCP MOVEの公式サイト

https://www.smedio.co.jp/product/smedio-dtcp-move.html

 

DLNA DTCP-IPのフリーソフト、アプリはあるか?

調べてみる限り、DLNA DTCP-IPをサポートするフリーソフトはないようです。

DTCP-IPは、暗号化技術なのでフリーで開発できないんだと思います。

 

 

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