VPN接続しても社内ネットワークの名前解決ができない (ヤマハルーターとWindows 10)

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社内ネットワーク内では、社内ネットワークのパソコン、サーバーの名前解決が可能。

 

ところが、VPNで社内ネットワークに接続したら、社内ネットワークのパソコン、サーバーの名前解決ができません。

DHCPの社内IPアドレスでは接続できます。

 

原因と解決策、対処方法を調べてみました。

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L2TP/IPsecを用いたVPN接続

社内LANからインターネットへの接続はヤマハのルーター(Yamaha RTX 830)を使っています。

Windows 10のパソコンからVPNで接続します。

ヤマハルーターRTX830使えば、Windows 10から特別なソフトを用意することなくVPNで接続可能です。

詳しい接続方法は以下にまとめました。

https://urashita.com/archives/26975

 

L2TP (Layer Two Tunneling Protocol) は、ネットワーク間でのVPN (Virtual Private Network) 接続を実現するトンネリングプロトコルです。

L2TP自体は暗号化の仕組みを持ちませんが、IPsecを併用することでデータの機密性や完全性を確保したVPN接続を実現可能です。

社内ネットワークではブロードキャストで名前解決

社内ネットワークにおいては、社内にあるパソコンやサーバーについて名前解決のためのDNSサーバーを設置していません。

では何故、社内ネットワークで名前解決が出来るのでしょうか?

 

これはNetBIOSの名前解決の仕組みがあるからです。

NetBIOSはWindowsで使えるネットワークのプロトコルの1つで、NetBEUI (NetBIOS Extended User Interface) を経て現在は、NBT (NetBIOS over TCP/IP) へと進化しています。

社内ネットワークにあるパソコンに他と重ならないように名前を付けた場合、NBTの名前解決には次の5つの方法が利用されます。

  • NetBIOS Name Cache
  • ブロードキャスト
  • LMHOSTS (LAN Manager hosts file) ファイル
  • WINS (Windows Internet Naming Service)
  • DNS

 

社内にWINSやDNSなどのサーバーがなくても、ブロードキャストの仕組みを使って、他のパソコンからも名前解決できる訳です。

VPNで名前解決できない調査に使ったコマンド

VPNで社内ネットワークに接続後、ネットワーク系のコマンドを使って調査してみました。

WindowsのPowerShell

WindowsのPowerShellを管理者として起動します。

 

WindowsのWSL

WindowsのWSLを管理者として起動します。

WSLを使うとWindowsでLinuxが動きます。

https://urashita.com/archives/26199

 

 

名前解決できない時の対処方法

結論としてVPNで名前をブロードキャスト出来ませんでした。

そのため、以下のいずれかの方法で名前解決するしかないようです。

  • LMHOSTSファイル
  • WINSサーバー
  • DNSサーバー

 

 

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