HTC VIVEについて以前、レビューしました。
今回は、HTC VIVEの後継機であるHTC VIVE Proについてのレビューです。
目次
HTC VIVEとHTC VIVE Pro、フルセット版 価格、違い
世間で売っているHTC VIVEには、次のようなものがあります。
HTC VIVE (コンシューマーエディション)の価格、購入
以前は、77,880円(税抜)ぐらいでしたが、現在は、値下げされて64,250円(税抜)ぐらい。
↓HTC VIVEの購入はコチラ
2016年4月5日、HTCとValve Corporationから発売された一番最初、バーチャルリアリティヘッドマウントディスプレイ。
Oculus riftと並んでハイエンドなVR機器の一つでです。
別途、ゲーミングパソコンが必要だけど、一通り遊べます。
HTC VIVEについては以下をご覧ください。
音声が、イヤホンジャックで聞くなどショボいところもありましたが、現在は、純正のアタッチメント、デラックスオーディオストラップも発売されています。
11,575円(税抜)ぐらい。
デラックスオーディオストラップについては以下をご覧ください。
HTC VIVE PRO HMD (アップグレードキット)の価格、購入
94,000円(税抜)ぐらい。
↓HTC VIVE PRO HMDはコチラ
これは、既にVIVE CE(コンシューマーエディション)またはVIVE BE(ビジネスエディション)をお持ちの人のアップグレードキット。
VIVEのヘッドセットの部分をこのVIVE Pro HMDにアップグレードすることができます。
VIVE Pro HMD(アップグレードキット)には以下の商品が同梱されておりません。
・コントローラー
・ベースステーション
・VIVEワイヤレスアダプター
これは、既存のVIVEユーザー向け。
ただし、VIVE PROフルセット版に付属のコントローラー、ベースステーションの方がVIVEに付属の物よりも高性能。
HTC VIVE PROフルセット版の価格、購入、発売日
162,880円(税抜)ぐらい。
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HTC VIVE Proは、HTC VIVEの後継機。
2018年4月6日に発売されました。
VIVE Pro の体験に必要なものがすべて入ったフルセット版。
ベースステーション2.0が2台、コントローラー2台も同梱されます。
また、HTC VIVEでは別売だったオーディオストラップは、本体に最初からくっ付いています。
VR体験をするのに別途、ゲーミングPCが必要ですが、今、新規に買うならこれか。
HTC VIVEとHTC VIVE Proのスペック比較
HTC VIVE ProをHTC VIVEに比べると大きな違いは、解像度が78%アップしたことと、HDMI端子をサポートしなくなりました。
パソコン側のグラボにHDMI端子しかない場合、HTC VIVE Proは動作しません。
多分、HDMIからディスプレイポートに変換するケーブルを使ってもダメです。
HTC VIVEのスペック
解像度:片目あたり 1080 x 1200 ピクセル (両目で、2160 x 1200 ピクセル)
スクリーン:デュアル AMOLED 3.6インチ Diagonal
視野角:110度
リフレッシュレート:90Hz
接続:HDMI、USB 2.0、3.5 mm ステレオヘッドフォン端子、電源、Bluetooth
VIVEの推奨ゲーミングパソコン
プロセッサ:Intel™ Core™ i5-4590、AMD FX™ 8350、または同等クラスのCPU以上
グラフィックス:NVIDIA GeForce™ GTX 1060、AMD Radeon™ RX 480、または同等クラスのGPU以上。
メモリー:4 GB RAM以上 4 GB RAM以上
ビデオ出力:1x HDMI 1.4ポートまたはDisplayPort 1.2以上
USB:1x USB 2.0ポート以上
オペレーティング システム:Windows™ 7 SP1、Windows™ 8.1以上、Windows™ 10
HTC VIVE PROのスペック
解像度:片目あたり1440 x 1600ピクセル (合計2880 x 1600ピクセル)
スクリーン:デュアルAMOLED 3.5インチ(対角)
視野角:110度
リフレッシュレート:90Hz
接続:USB-C 3.0、DP 1.2、Bluetooth
VIVE Proの推奨ゲーミングパソコン
プロセッサ: Intel® Core™ i5-4590 もしくは AMD FX™ 8350 の同等品またそれ以上
グラフィックス:NVIDIA® GeForce® GTX 1060 もしくは AMD Radeon™ RX 480 の同等品またそれ以上
メモリー:4 GB RAM以上
ビデオ出力:DisplayPort 1.2 以降
USB:USB 3.0 以降 1口
オペレーティング システム:Windows® 8.1, Windows® 10 以降
HTC VIVE Pro 購入レビュー
VIVE Proの箱を開封
これがHTC VIVE Proの箱。
VIVE Proの箱を開けたところ。
順番に1から5の順で、セットアップすればよいことが分かる。
1. Download&set up ハードウェア設定の概要
以下のURLから、VIVE Pro設定をダウンロードして実行します。
ハードウェア設定の概要が開いたところ。
2から順番にやっていきます。
2. ベースステーションの設定
こいつがVIVE Proのベースステーション。
これを2個、VRをプレイするエリアの端っこに置きます。
以下のような一脚は別途、2個買う必要があります。
HTC VIVE Proになって「ベースステーション」が1.0から2.0に変更され、トラッキングできるエリアが従来の5m四方からベースステーションを2個追加(合計4個に)にすることで、10m四方になる予定であることも大きな売りになってます。
3. リンクボックスの設定
こいつがVIVE Proのリンクボックス。
PC側は、左から電源、ミニディスプレイポート、USB。
VRのヘッドセット側は、1本だけのケーブルです。
ミニディスプレイポートへ挿すケーブルの反対側は、ディスプレイポートのオスになっています。
これをパソコンからの映像の出力に挿します。
このケーブルは、パソコンのマザーボーではなくて、グラボについているディスプレイポートの出力にくっ付けます。
マザーボード側のディスプレイポートに挿してもVRは表示されません。
また、HDMIもサポートされません。
この間違いは多かったのでしょうか?
設定画面でも強調されています。
ゲーミングノートパソコンでは、ディスプレイポートではなくてミニディスプレイポートが付いているようです。
下記の右側のようなミニディスプレポートを出力にもつノートPCの場合は、ミニディスプレイポートをディスプレポートのメスに変換するケーブルを使って接続します。
こんなケーブルです。
これを使ってミニディスプレイポートのオスをパソコンの出力側に挿します。
以上、リンクボックスについて説明しました。
VIVE Proになって、リンクボックスは非常にシンプルになりました。
ちなみに、HTC VIVEのリンクボックスはこんな感じでした。
パソコン側はディスプレイポートだけでなくて、HDMIをサポートしていました。
VRのヘッドセット側も3本ケーブルがあり、複雑で取り回しが難しいものでした。
4. ヘッドセットの設定
これがVIVE Proのヘッドセットです。
これまでのVIVEが黒だったのに対して青みがかっています。
また、VIVEまでは1個しかなかったカメラが2個付いているのが分かります。
この2個のカメラを使ってARのアプリも作れるようです。
ケーブルが1本になりシンプルになりました。
VIVEのヘッドセットはこんなのでした。
ケーブルが3本あったので、ゴチャゴチャになりがちでした。
5. コントローラーの設定
これが、VIVE Proのコントローラー。
色が青みががっていること以外で、VIVEのコントローラーと見た目は変わりません。
VIVEと比べてみた使い勝手の違いもよく分からない。
HTC VIVE向けのワイヤレス、無線化キットはVIVE PROで使えない
HTC VIVEを無線化するキットには、サードパーティ製のTPCASTがあります。
これは、VIVEには対応してますが、VIVE Proには未対応です。
TPCASTが下記の通り、VIVE Proに対応出来ないと言っているので、無理なんでしょう。
I just got this from TpCast.
"We do apologize for the latency of the reply, we got the update with our developer regarding the compatibility of the current TPCast device to Vive pro just today. The current TPCast device is not compatible with the Vive pro due to data and video transmission process is different. We have TPCast version 2.0 in which compatible with Vive pro.
Thank you for your understanding. "
HTC VIVEはHDMI出力に対応していたのに対して、HTC VIVE Proはディスプレイポートにのみ対応していることが原因だと思います。
ディスプレイポートはHDMIに比べて、より大量のデータを送ることが可能です。
TPCASTは、HDMIのデータを無線で転送しているんだと思います。
HTC VIVE Pro ワイヤレス化できるのか?
TPCASTがHTC VIVE Proに対応していないことは分かりましたが、ワイヤレス化する方法はないんでしょうか?
実は、HTCが公式にワイヤレスアダプターVive Wireless Adapterを発表しました。
これは、2018年9月24日に299ドルで発売されました。
しかし、先立つ2018年6月6日にHTC NIPPON株式会社の西川美優氏がバーチャルアバターで出演し「HTC Vive公式ワイヤレスアダプターの日本発売は行われない」ことを明かしています。
理由は、「国内の電波法的に認可がとれない仕組みで電波を飛ばしていた」という点です。
現状、VIVE Proを無線化する方法はありません。
このため、パソコンとヘッドセットの間のケーブル問題を解決するには、以下の4つぐらいしか方法はありません。
1. バックパックPCを使う
2. リンクボックスとPCの間のUSB3.0/DP/電源のケーブルを長いものに取り替える
3. サードパーティ製でPro対応のが出るのを待つ
4. 同じ解像度である一体型VRゴーグル「VIVE Focus」の国内発売を待つ
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