今日はコンテンツマネジメントシステム、CMSのシェアの話題です。
目次
コンテンツマネジメントシステム(CMS)とは?CMSのシェア
コンテンツマネジメントシステム(CMS)とは、WEBサイトのコンテンツを管理するシステムです。
CMSとは、ソフトウェアの総称でApacheのようなWEBサーバーと、データを保存するデータベースとの中間に位置するシステムです。
例えば、このサイト自体もWordPressというCMSで管理しています。
ところで、世界のコンテンツマネジメントシステムのシェアを調べてみました。
ソースは以下の二個のサイトから引用します。
いずれも調査時期が不明ですが、最近のものと推測しています。
まず一個目のソースは、以下の通りです。
(http://www.datanyze.com/market-share/cms/ から引用)
Alexaのランキングトップ100万サイトの分析結果です。
この結果によると以下の順番です。
1 WordPress.org
2 WordPress.com
3 Drupal
4 Joomla
5 Blogger
6 Microsoft Frontpage
7 vBulletin
8 BuddyPress
9 Bitrix
10 TYPO3
11 Tumblr
12 SharePoint
13 DotNetNuke
14 Squarespace
15 Liferay
16 SiteCore
17 Weebly
18 Kentico
19 Ektron
20 Adobe CQ
21 Concrete5
22 NetSuite
23 Wix
24 Jimdo
WordPressが圧倒的で、WixとかJimdoとかかなり下の方なんですね。
次に二個目のソースです。
(http://www.opensourcecms.com/general/cms-marketshare.php から引用)
この結果によると以下の順番です。
1 WordPress
2 Joomla
3 Drupal
4 TYPO3 CMS
5 DotNetNuke
6 SPIP
7 Concrete5
8 Contao
9 Liferay
10 MODx
11 CMS Made Simple
12 eZ Publish
13 Umbraco
14 Movable Type
15 Plone
16 SilverStripe
17 XOOPS
18 Pligg
19 e107
20 PHP-Fusion
やはり、WordPressのシェアが圧倒的なんですね。。
Movable TypeとかXOOPSとか昔からある使ったことのあるCMSも出てきました。
両者ともまだ一定のシェアは保っているようです。
それでは、それぞれのCMSがどのようなものか見てみましょう。
WordPress (ワードプレス) とは
WordPressは、現時点では世界で最も使われているCMSと言ってよいでしょう。
WordPressについての詳細は以下にまとめました。
Drupal (ドルーパル)とは
Drupal (http://drupal.jp/, https://www.drupal.org/) は、フリーでオープンソースのCMSです。
Drupalの読み方は、ドルーパルと発音します。
WordPressと同様に、サードパーティが開発したプラグインがたくさん存在します。
PHPで書かれており、ライセンスはGPLでクロスプラットフォームです。
WordPressのような個人向けのブログを除き、企業向け、会員サイト向けではおそらく最も使われていると思われます。
以下の記事では実際にDrupalをインストールしてみました。
Drupalは世界的には著名ですが、日本ではあまり解説本がないです。
以下の本ぐらいでしょうか。
↓Drupalの日本語の解説本はコチラ
Joomla (ジュームラ) とは
Joomla (http://joomla.jp/, http://www.joomla.org/) はフリーでオープンソースのCMSです。
Joomla の読み方は、ジュームラと発音します。
Mamboという古くからあるCMSから2005年にフォーク(fork)したプロジェクトです。
Joomlaのようにオープンソースの世界で分岐して独立することはよくあるようです。
オープンソースの世界で分岐することを、通常は食べ物を食べるフォークになぞらえて、フォーク (fork) と呼びます。
JoomlaはPHPで書かれており、ライセンスはGPLでクロスプラットフォームです。
Joomlaの日本語の解説本は以下の本ぐらいでしょうか。
↓Joomlaの日本語の解説本はコチラ
Concrete5 (コンクリートファイブ) とは
Concrete5 (http://concrete5-japan.org/, http://www.concrete5.org/) はフリーでオープンソースのCMSです。
Concrete5の読み方は、コンクリートファイブと発音します。
PHPで書かれており、MITライセンスでクロスプラットフォームです。
日本では、レンタルサーバーがマニュアルを用意するなど、よく使われているようです。
書籍もそこそこあります。
以下の本がお勧めです。
↓concrete5の日本語の解説本はコチラ
concrete5 公式活用ガイドブック (Web Designing BOOKS)
MODx (モッドエックス) とは
MODx (http://modx.jp/, http://modx.com/) は、MODX LLCまたはMODX JAPANによって開発されているCMSです。
MODxの読み方は、モドエックスまたはモッドエックスです。
MODX EvolutionとMODX Revolutionという二つの製品があります。
両者の違いは以下に記載されています。
PHPで書かれており、ライセンスはGPLでクロスプラットフォームです。
日本では比較的使われているためか日本語の書籍もいくつかあるようです。
↓MODxの日本語の解説本はコチラ
TYPO3 (タイポスリー) とは
TYPO3(http://www.typo3.jp/, http://typo3.org/)はフリーでオープンソースのCMSです。
TYPO3の読み方は、タイポスリーです。
タイポはミススペリングのことなので、一種のジョークネームですね。
かなりの歴史があり、初期リリースは1998年までさかのぼります。
OS/2版もあるようで驚きです。
MVCモデルを採用しています。
MVCモデルについては、以下をご覧ください。
PHPで書かれており、ライセンスはGPLでクロスプラットフォームです。
さすがに日本語の書籍はないようです。
まとめ
ホントにたくさんCMSはありますが、ほぼすべてクロスプラットフォームを謳っており、いわゆるLAMP構成 Linux, Apache, PHP, MySQLが基本です。
違いをまとめようと頑張ってみたけれど、ほとんど差がないです。
まさに車輪の再発明。
車輪の再発明については以下をご覧ください。
ただ微妙な差が使いやすい、使いにくい、あるプロジェクトに合っている、合っていないってことになるんだと思います。
↓CMS コンテンツマネジメントシステムのおすすめの本はコチラ
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